革新的教育×自己変容型マインド(03)自己変容型マインドタイプと3ポリシーの関係を表にすると?
★前回、自己変容型マインドタイプを5つにわけて図にしてみました。今回は、それぞれのタイプに対応する3ポリシーを表にしてみました。
★教師や生徒がどんなに変容しようとしても、その組織の自己変容型マインドタイプが違えば、その変容度も変わってくる可能性大です。もちろんタイプⅤの考え方で言えば、どの対応においても超越論的自己変容型マインドを独自に持っていれば、全く問題ないのですが、そもそも環境順応型文化だった社会において、そのような独自路線が芽生えている教師や生徒はそんなに多くないので、環境はやはり大事です。
★さて、教育革新度というのは、自己変容型マインドの広がりや深さと同じだと考えてください。もちろん、スコアは私の独断と偏見です。参考程度にしていただければ幸いです。たしかに、革新的教育を行っている学校では、生徒は自己変容型マインドを育てやすいのですが、一方でその度合いが違うので、保護者の期待値とズレが生じることがあるのです。
★3ポリシーといっても、その内容というより、入試制度や授業システムの違いがわかりやすいので、それをトッピングしました。
★ディプロマポリシーでは、一般選抜を推奨するのか、総合型選抜を推奨するのか、そのバランスの度合いを不等号で示しました。
★カリキュラムポリシーは、授業スタイルに注目しました。革新度が高くなると、PBL(Project Based Learning)の機会が多くなります。もっとも、自己変容型マインドタイプⅠの場合、講義形式が多いですが、かなり対話型なので、実際にはPBL的要素が強くなっているものです。
★また、この表では、PBLとしか書いていませんが、実際には、PBLの質も違います。それはリサーチする必要がありますが、膨大な資金と何より学校がそれを受け入れるかどうかも問題です。
★21世紀型教育機構のように、アクレディテーションを実施し、自分の学校のPBLの有効性をスコア化して同盟校どうし切磋琢磨するというのは他にはないですね。
★今後は、このようなアクレディテーションを行うようになると、海外のエスタブリッシュスクールとも共有でき、日本の教育の質は変わっていきます。しかし、そこにいくまでには、評価の概念のコペルニクス的転回が必要です。
★したがって、今は私の独断と偏見もやむを得ないということです(汗)。
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