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2021年9月18日 (土)

聖学院との対話 革新的教育出動をし、自己変容型成長を生み出す。それが自然体。

昨日18日(金)、GLICC Weekly EDU 第46回「自己変容型の成長を生み出す学校ー聖学院中高の伊藤豊先生と山本享先生、そして児浦良裕先生との対話」がZoom上で行われました。聖学院が、いかに突き抜けた革新的な教育を実施し、入試問題の準備段階から、生徒もそして教師も自己変容型マインドを生み出していく学校であるかがわかる対話となりました。ぜひご視聴ください。

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★しかも、それが自然体です。聖学院の3人の先生のことばには、ときどきシステム思考とかティール組織とか、レゴシリアスプレー、チェンジなどのような学習する組織やPBL型学習理論、ローバート・キーガンの自己変容型マインドの理論が背景にあるというのが見え隠れしますが、そういう理屈を前面に出す無粋で野暮なトークをしないのが素敵です。

★さらに、自己変容型精神を生み出す過程が、ロバート・キーガンとは違います。キーガンの過程は、環境順応型マインド→自己主導型マインド→自己変容型マインドですが、その出発点が違います。キーガンが環境順応型というとき、自己意識に注目しますが、聖学院の場合はギフト意識から始まります。自己の前にすでに与えられている何者かであるという存在だというところから出発するようです。自分というのは、自分を超える者から支えられているという感謝と優しさが内面に生成されるところから始まるのでしょう。

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★もちろん、3人の先生方は、このような理屈っぽい野暮な話し方は、しません。自然体でそういう過程を生徒と共に歩いていくという感じです。論より証拠、タイ支援プロジェクト2021の話の最中に、このプロジェクトを伊藤先生と推進している生徒から、サイトのページのアドレスが児浦先生のラインに送られれ、そのサイトを番組で共有しながら対話ができました。

★教師と生徒がICTというデバイスを活用しながら心の絆をしっかりつくっていることがわかる瞬間でした。たしかに革新的教育出動をして、自己変容型のマインドを生み出す学校です。ぜひご視聴ください!

 

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