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2021年9月20日 (月)

革新的教育×自己変容型マインド(02)制度設計の違いと自己変容型マインドタイプ

★前回、保護者が望む自己変容型マインドのタイプを5つ挙げました。今回は、保護者の望みに対応する自己変容型タイプを生み出す制度設計を図にしてみます。

1)学校の中の成績や部活度などの行事の中で育つことに疑問をもたないけれど、そこでリーダーシップをとって自分のことだけではなく仲間を巻き込んで、学校というチームを盛り上げるような自己変容型マインドを持ってほしいと望むタイプ。これに対応する制度設計のタイプは次の通りです。以下同じように列挙していきます。

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2)国内制度設計が、格差が生まれる教育を生み出したりインクルーシブな教育を行えないことに対するクリティカルシンキングを発動し、そのような国内制度設計の欠陥を解決するような学びの環境で、制度設計を変えるようなリーダーシップを将来生み出せるような自己変容型マインドを持ってほしいと望むタイプ。これに対応する制度設計タイプ。

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3)国内制度設計とグローバルな制度設計の差異がもたらす葛藤を解決する先進的グローバル教育を行っている学びの環境で、世界の多様性を巻き込むリーダーシップを発揮する自己変容型マインドを持ってほしいと望むタイプ。これに対応する制度設計タイプ。

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4)国内制度設計に見切りをつけ、グローバルな制度設計の中で学びの環境を探し、国内制度設計から自由に生き、コスモポリタン的な自己変容型マインドを持ってほしいと望むタイプ。これに対応する制度設計タイプ。

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5)どのような環境にあっても、つまり、1)から4)のどこのポジショニングにいたとしても、ご子息が自身で、超越論的自己変容型マインドを育成してくれればよいというタイプ。 これに対応する制度設計タイプ。

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★ところで、多くの場合、次のような制度設計タイプが多いということを指摘しておきましょう。この場合、自己主導型マインドは育てようと思えば育ちますが、多くの場合は環境順応型マインドタイプが育ってしまいます。これは、この制度設計を運営するリーダーの資質によるわけですが、現状企業や他の団体でも、日本はようやくリーダー論がほうれんそう型からおひたし型が議論されるようになってきたのが現実です。

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★「ほうれんそう」というのは、報告・連絡・相談です。「おひたし」とは怒らない・否定しない・助ける・指示するといわれています。情報共有型リーダーと言っても、「ほうれんそう」型リーダーのバリエーションで済んでしまう場合もあります。このとき、情報共有の目的は、あくまで環境順応型マインドタイプを育成するために一丸となるという組織風土に準じます。

★おひたし型リーダーが情報共有するのは当然で、それによって、その組織内で自ら創意工夫して組織の改善をして持続可能にしたり強化を果たす自己主導型マインドタイプが生まれます。しかし、他の組織を巻き込みながら、新しいイノベーションを起こすような自己変容型マインドタイプを生み出す発想はないでしょう。自己変容型マインドは、タレント(才能)を尊重されます。日本の場合、多くの才能者が高校段階で、芽を開花しないまま卒業します。

★これでは、生徒の多くが自己肯定感が低いという回答するのは当然ですが、では高くするには?おひたし型リーダーでよいのかというと、そうはいきません。相対的に自己肯定感は高くなるでしょうが、ようやく光を見る勇気をもち、外を見たとき、彼らは、愕然とするでしょう。

★したがって、日本社会が新しい経済社会を創ろうとするのなら、自己変容型マインドタイプを生み出す学校をつくる必要があります。そのためには、リーダー論も大事ですが、そのリーダーが運営する学校を取り巻く制度設計をどのように組み立てるか、そのコンセプトをもてるかです。

★そのためには、さらに新しいリーダー論が必要です。ほうれんそう→おひたし→TASTYとなると私は思います。(つづく)

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