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2021年8月 6日 (金)

【響】<11>ヒロシマ・ナガサキ・終戦をリフレクションする8月そしてフクシマ だからこそ変わる学校変える学校の存在が大切

★ミャンマーで軍事クーデターが起こっています。この反民主主義的な動きに抵抗権を発動している市民。中でもZ世代が注目されています。とはいえ、それは武装蜂起という手段をとるということです。今日は広島原爆の日です。ナガサキ、終戦と8月は続きます。そしてそれは同時にフクシマのことも振り返ることを意味します。黙とうや瞑想の折に、このミャンマーのニュースを知りました。私たちは今は祈ることしかできませんが、軍事力を使わない平和な世界をつくるためにも、私たちは変わらなければなりません。

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★なにゆえに変わる必要があるのかと問われるかもしれません。変わらないできたから、世界で局地戦やテロ、反民主主義的な動きが収まらないのです。ミャンマーに多くの資金の支援をしてきた日本です。でもこのようなことが起こっているのです。このような事件が教科書で扱われていない世界で満足し、受験勉強をしている日本のZ世代。一方で、武装蜂起のために軍事訓練をしているミャンマーのZ世代市民。この差異を放置しておくと、民主主義社会としての質の低下を日本は招くでしょう。

★やはり学びを変える必要はあります。本日は、GLICC代表鈴木裕之さん主宰のGLICC Weekly EDUで、鈴木さんと対話します。テーマは<GLICC Weekly EDU 第41回 「2027年の中学入試の偏差値ランキングを変える25校」>です。

★偏差値ランキングを変えるとは、どの学校が勝ち組負け組になるかというような話ではありません。変わらない偏差値ランキングが学歴社会を固定化し、Z世代の目を世界に向けることを奪ってきました。だから、心ある≪Z世代≫のメンバーは、自ら弱い立場に立つ人々と共に新しい世界を創る動きをすでに始めています。それは軍事力による武装蜂起ではありません。知力と情熱と献身によるものです。

★したがって、この知力と情熱と献身を体得する新しい学びによって、偏差値ランキングを変えるコトが肝要であり、その変化は、学歴社会の岩盤を揺るがすという意味があるのです。

★日本は、まだ、武装蜂起をせずに、知性と情熱と献身によってZ世代が動けます。この時を大切にし、全世界のZ世代が世界の平和やwell-beingを得ることができる新しい学びにシフトする必要が学校にはあります。

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(2027年に首都圏の偏差値ランキングを変える25校の学校区分別校数)

★首都圏の中高一貫校には、このようなZ世代がどんどん輩出される教育環境をデザインしているところがあります。25校のうち東京の学校は20校あります。東京の私立中学は181校ありますから、11%の東京の中高一貫校が、まず同エリアで2027年の偏差値ランキングを揺るがします。その理由を鈴木さんと対話します。

★20校を含め、現在首都圏の中高一貫校の中で世界を変える強力な学校は25校あります。一方で、今はまだ強力ではありませんが、これに続く学校は10校はあります。新しい動きのシェア13%がブレイクの分岐点だと言われていますから、2031年には、完全に偏差値ランキングそのものの意味が変質するでしょう。

★まだ10年かかりますが、21世紀型教育機構が誕生して今年で10年。あっという間でした。2031年もあっという間に訪れるでしょう。ちょうど脱炭素社会も軌道に乗り始める頃です。

★私立学校は明治維新のとき、官僚近代社会とは違うもう一つの近代社会をデザインすべく生まれました。その≪私学の系譜≫を継承しながら時代の先端技術を取り入れ、2031年には、それを実現する第一歩となるでしょう。その完全な実現は2089年なので、私は生きていないでしょう。おせっかいかもしれませんが、バトンを次世代に渡す準備をしなければなりません。

★そのためには、まず私たちが変わり、少しでも変えようと断固たる決意をしなくてはならないのです。

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