New Power Teacher(06) 児浦先生と<ワークショップ言語>による新しい学びにつて対話 500ページの本を90分で内容以上を把捉・実装する。
★最初の3分の1は、<ワークショップ言語(以降「WSL」)>の先駆けである聖学院のあの「思考力入試」が、ポストパンデミックの世界の変容や早稲田大学政治経済学部の思考力入試型の入試改革をいかに牽引する形になっているか、その価値と先見性と未来性について対話しました。実際21世紀型教育を本格的に実施した1期生が卒業した今春、海外大学や早稲田大学などの大学合格実績の飛躍は、教育業界では注目の的です。
★もちろん、聖学院は実績を出すことが目的ではありませんが、only one for othersのマインドとクリエイティブシンキングの生成を基礎とした同校の教育とマッチングする海外大学やそれに相応しようと変容し始めた大学に結果的にたくさん合格するということは、聖学院の21世紀型教育の有効性、信頼性、妥当性を証明していると思います。
★その積み重ねが、今春の高校の新クラスGIC(グローバル・イノベーション・クラス)新設によって、すべての教科でWSL型PBL授業としてビッグバンを起こしたのです。
★次の3分の1は、その実践を21世紀型教育機構加盟校のSGT(スーパーグローバルティーチャー)と共創するオンラインワークショップのケースの紹介がありました。
★そして、それをウケて、その実践ケースの中で使われている<WSL>の意味を残りの3分の1で対話しました。とにかく目からウロコの話が満載です。ぜひご覧いただきたいのです。
★同機構のオンラインワークショップは、ウェビナー×ブレークアウトルームで行われました。講演を除けば、90分のワークショップでした。
★その90分で、ピーターセンゲの500ページ以上ある「学習する組織」を理解するだけではなく、把捉・実装までできてしまうという結果になりました。これが<WSL>の革新性です。書籍は、たいていは、はじめから順番にリニアーな読解をします。500ページの本の場合、多くは挫折します。そこで、探究型読書なるものも生まれてくるわけですが、それはまだ「自然言語(日常言語)」で、要素還元的に読んでいく場合が多いでしょう。
★ところが、<WSL>は、一見バラバラの情報の背景にあるつながりを把捉し、実装してしまうのです。私はハッシュドポテト型思考と呼んでいるんですが、つまりハッシュ関数的思考ですね。このハッシュドポテト型思考を生み出すのが<WSL>だと思います。
★ハッシュドポテト型思考は、思考コードのA軸、B軸、C軸を全部循環させます。
★実際、聖学院では、そうなっていて、毎日がケミストリーです。いずれ、20世紀御三家にとって代わるのではないかという勢いなのです。もちろん、大学合格実績も飛躍するでしょうが、その理由で21世紀型御三家になるということではなく、新しい言語と思考方法で世界を変えるSGTやクリエイティブクラスになる生徒が集う学校としてです。
★それゆえ、GLICC Weekly EDUでは、聖学院との対話を継続していきます。御三家なんていう言説は聖学院当局にとってはどうでもよいのでしょうが、メディアが注目するには、そういう言説も必要でしょう。20世紀型御三家から21世紀型御三家へというわけです(微笑)。
★いずれにしても、2つのWSLの実践例ともう一つ学内で活用されているWSLの紹介がされています。ぜひご覧ください。
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