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2021年7月28日 (水)

【響】<07>3ダクション・ワークショップ言語 三角ロジックを出発点として②

★三角ロジックのどの頂点を推理するかで、3つの推理が生まれてきます。3つの頂点は、「主張(クレイム)」「根拠(データ)」「理由付け(ワラント)」。三角ロジックで検索するとたくさん論考がでてきます。いろいろ読んでいるうちに、この3つの頂点のどれを推理するかで、演繹推理、帰納推理、仮説推理になり、どの推理が有効かという議論ではなく、どの推理をどういう時に使うかという話であるということがわかりました。

【3ダクション】

3duction

★3つの推理は、上記の図にあるように「ーduction」は共通です。未知の情報から仮説を立てて自分の気づきを論理変換していく際に、その情報の種類によって、3つのうちのどれかを活用するところから始まり、いずれ他の推理を活用するということがありますから、どれか1つで推理するのではなく、コンビネーションだということに気づきました。

★それで、このような推理のワークショップを「3ダクションワークショップ言語」と呼ぶことにしました。「言語」?とお思いでしょう。これは1冊の新書を自然言語で読むと4時間以上かかるわけですが、このワークショップで行うと90分かからないのです。それゆえ、自然言語に対してワークショップ言語と称しています。

★先週、聖学院の児浦先生と対話した時は「共通発見ワークショップ言語」と「in-outワークショップ言語」で、500ページの書籍を読む以上に内容を身体化できると確信をもちました。そして、その時間は90分です。もし自然言語で500ページの本を読もうとすると、たいていは挫折してしまうでしょう。

★3角ロジックから3ダクションが生まれるのは当然ですが、三角ロジックという意識をしなければ、それに気づかなかったでしょう。(つづく)

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