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2021年7月30日 (金)

【響】<09>3ダクション・ワークショップ言語 対話とプレゼンのシークエンスが解放するコト

★前回<3ダクション・ワークショップ言語>の話をしましたが、今日さらにアッと思ったことは、対話がある囚われ状態をつくることもあるということでした。対話によって開かれていくだけではなく、閉じられていく。。。それを対話というのかと言われると、きっと本来の対話ではないと言われそうですが、そこに介入してもうまくいきません。いくようにも思いますが、やらされ感満載です。

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★三角ロジックを核に、3つの頂点についてチームで対話していくのですが、その3点が決まると囚われ始めるところもでてきます。それを開くのが厄介な時もあるのです。

★ところが、各チームがプレゼンをしていくと、不思議ですね。ぱかっと蓋があいて、囚われ感から解放感に急にシフトする姿を表すのです。

★多角的な見方をすればよいだけですねということなんですが、チームの中だけでは限界にいきつくときがあるわけです。そんなときほかのチームのプレゼンを聴くのは目からウロコという場合があるようです。むしろ、チームにするのはそういう意味があったのだと気づきました。

★チームで限界にいきつき、そこから解放されるのはいかにしたら可能か?それについて思い悩む瞬間を生み出す機会をつくるということだったのかもしれません。要するに極限状況をクリアする脱限界疑似体験ということでしょうか。

★これは、志望理由書を1人で書くときもそうです。やはりピアレビューができる環境があるとよいわけです。

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★そのとき、三角ロジックを共有していると、データ化のプロセスやそこから抽出される理由付けについて的確に互いにフィードバックできます。そして、そこで、リフレクションとリファインのサイクルが回り始めると、主張も明確になってきます。

★さらに深みも出ます。

★志望理由書の場合は、自分とは何かの命題が明確になっている必要がありますが、それだけではなく、命題の背景が濃厚になっていることも大切です。

★自己変容とは囚われ感から解放感への小さなシフトの連続が収束した時に生まれてくるような予感がします。

★どうやら三角ロジックは連続体にして、小まめにその都度プレゼンやピアレビューをしていくのがよさそうです。90分のワークショップの場合、2セットは回せます。同じことを2回回すというのもありだし、一つの三角ロジックから0.2次元くらいあげた三角ロジックを生み出すプロセスをつくるのもありです。

★同僚とコラボしてやっているのは、後者です。

★それから、ワークショップはやはりファシリテーテーションとコーチングのハイブリッドがよいかなと。いつもは私がファシリテーターで、同僚がところどころコーチングしていきます。

★今日は逆をやりました。コーチングではうまくいかないことが、同僚のファシリテーションでうまくいくという差異の中で、生徒がアハ体験をしているのがよくわかりました。

★ハイブリッドの時代です。

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