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2021年6月19日 (土)

八雲学園の同窓力と同僚力

★昨夜の<GLICC Weekly EDU 第34回 八雲学園副校長菅原久平先生と、グローバルネットワークを引き寄せる「同窓力」>は、実に華やかでした。菅原先生の教え子5人が集い、華やかな同窓会になり、目頭が熱くなっている菅原先生の姿も拝見することができました。教え子と言っても同時に同僚です。Youtubeをご覧いただければ、一般の学校の同窓会とは違う八雲学園の教育の真髄が持続可能である決定的な理由が「同窓力×同僚力」にあることがよくわかります。

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★そして、「同窓力×同僚力」のエネルギーが生まれてくるのは、八雲学園の先生方自身だということもわかります。詳しくはご覧いただいた方がよいので、多くは語りませんが、ロールモデルエフェクト(ボッサム先生からこのキーワードを教えてもらいました)が絶大だということです。

★在校生時代、先生方がとにかく生徒を楽しませようと気遣ってくれるし、何か困ったら24時間体制(チュータ制)ケアする態度があるし、世界に通じる一流の体験を作ってくれるし、感動の毎日を演出してくれるし、多くの行事を共につくりながらも見守ってくれるしと、中高時代に八雲の教師になりたいという火がついたわけです。

★八雲学園の近藤校長先生が、先生方と約束していることは、決して在校生の時から戻ってくるように誘導したり囲い込んだりしてはいけない。人生は生徒自身が意思決定することなのだからと。もちろん、自分の意志で戻ってきたいとなったら、それはウェルカムだと。

★こうして同窓力と同僚力が相まって、毎日が熱い同窓会で、八雲の精神の火が燃え続けているのです。八雲学園のその精神は、教師と生徒の絆にあるのですが、それはきちんとシステムになっています。行事やチュータ制もたくさんある中の際立ったシステムですが、今回兄弟学年制という制度があったのだという新しい気づきがありました。詳しくはYoutubeを是非ご覧ください。

★八雲学園の精神が伝統と革新のDNAを生み出すには、心意気や気概と同時に文化遺伝子システムが確立されているということがよくわかる対話となりました。学校をつくるというのは、機械的システムではなく、精神と文化遺伝子システムの日々の対話だということが改めて勉強になりました。私も勤務校で、もう一度その視点で振り返ってみようと思いました。菅原先生と菅原学年の先生方、本物教育の真髄のお話、本当にありがとうございました。

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