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2021年6月11日 (金)

教育のアップデート~2022年に向けて(24)教育も地政学の時代 2022年から海外の名門校やIB校続々か?

★英国の名門ハロウ校のインターナショナルスクール部門は、2022年8月に日本に開校するということです。岩手県安比高原スキー場に隣接した11万㎡の敷地に中高生向けの全寮制のキャンパスを開校するようです。また、2022年春、西本願寺前に、新たにAIC World College 京都校が開校の予定。まずは初等部からのようです。すでに、オークランドのこの学校は広島で実績をもっていますが、いよいよ世界で最も住みたい都市京都に進出です。

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★また、工学院大学附属や静岡聖光学院は、イギリスのAレベルのシステムを導入し、ケンブリッジインターナショナルスクールとして教育を拡大しています。

★世界のエスタブリッシュな学校は、教育と経済は循環しています。その意味では、中国や東南アジア、インドの経済に接続したいわけですが、今回のパンデミックや中国の政治力学の影響で、学校を出すにはあまりに不安定であると判断したのでしょう。

★もともと教育に対する意識の高い日本で、かつ相対的に治安などが安定している日本に学校を出すことは、東南アジアやインド、中国の富裕層の子弟を呼び込めます。

★21世紀型教育機構のメンバー校のように、世界の学校に進化している学校もあり、そのような学校に通う保護者の3%は、十分にインターナショナルスクールに通わせる学費を払えるでしょう。御三家などの学校も同様の事情でしょう。

★そうすると1000人くらいは、ハロー校等の名門パブリックスクールを選択する価値意識を持っていると予想しているのではないでしょうか。それに日本の生徒というより海外の生徒をターゲットにしているというのが本音でしょう。

★日本でも海外大学進学指導が注目されているからこそ、市場の動向を素早く読む地政学的な分析をしている世界の学校は動き始めたのでしょう。

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