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2021年6月23日 (水)

児浦先生との対話 SGTのWorld Making Classとしての活動が始まる 歴史的・地政学的価値の転換(3)新ソフトパワーへ

★児浦先生と対話していて、21世紀型教育の本質はソフトパワーだということに当然なります。そのソフトパワーがオリジナリティーの高いものであり、広く世の中に受け入れられれば価値の転換はようやくできます。少なくとも欲望の資本主義(NHKの言い方を採用しています)の価値観は転換したほうがよいとは誰もが思っているのが、ポストパンデミックで明らかになります。

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★21世紀型教育機構のメンバー校は、共通教育フレームを実現化しています。それはC1英語×PBL×ICTです。グローバル教育(GE)2.0段階のフレームです。今は同機構はGE3.0になっていますから、C1英語はグローバルイマージョンに進化し、PBLはハイブリッドPBLになり、ICTはSTEAMへと進化しています。そしてGE4.0として、そのアップデートし続けるフレームが日本の学校から世界の学校へと進化し、生徒の学びや探究はWorld Makingへと向かっています。

★よく、21世紀型教育は多くの学校で行っていると言われますが、機構のGE2.0段階時代にも到達していない21世紀型教育がまだまだ多いですね。B2英語×一部アクティブラーニング×1人1台PCという段階です。しかしながら、バージョンの違いだけで、たしかに21世紀型教育です。

★New Power Schoolであることに間違いはないでしょう。

★そのような全体集合と部分集合の関係の差異を市場は理解できないとか言われていまsが、国の未来を決めるのは、市場に参加しえいるメンバーです。このような差異を理解できないとしたら、そのメンバーがグローバル市民やクリエイティブクラスに成長していないということを示唆します。

★メディアは、そのことが問題なのだと論じたほうがよいですね。自ら市民をそのようなことはわからないのだからわかるようにわかりやすく説明することが良いのだとしていると、やがては国がダメになっていき、自分たちの経済状況も立ち行かなくなります。

★ですから、21世紀型教育機構は、21世紀型市場もしくはNew Power School市場を創出しようとしてきたし、今後も続けていくわけです。

★ただ、C1英語×PBL×STEAMのフレームは、変容させねばなりません。というのも、英語教育は日本でもどんどん進んでいます。PBLも探究という名で行われていくでしょう。STEAMもGIGA構想で進んでいくでしょう。

★ですから、これだけを追究していくと、比較優位の原則が働いて、ランキング競争になりかねません。偏差値競争にかわるランキング競争は避けなければなりません。

★そうするためにはどうするのか。それにはオリジナリティの高いソフトパワーの構築です。考えてみれば、C1英語のソフトパワーも欧州評議会のものです。PBLもデューイやMITメディアラボなどの欧米の伝統的な学びの1つです。ソフトパワーは欧米のものです。STEAMに至っては、いまやGAFAのソフトパワーを借用しています。哲学もそうです。

★結局はパクりものです。既存の市場では、このパクリものの組み合わせの技で競争すればよいわけです。しかし、その既存の市場とは学歴社会市場ということで、Z世代の未来を考える上では、具合がわるいですね。

★オリジナルと言っても、全く別物というわけではありません。欧米の哲学も根っこにはアジアの思想の影響を受けています。ですから、そういう意味では、世界全体の従来の学びの理論をアップデートするという意味でのオリジナリティです。

★ですから、だれそれの学習理論を振り回している段階では、世界の学校として突出できません。しょせんは日本の学歴社会市場で差別化して目前の利益を得ようとすることで終わります。

★もちろん、目前の利益も大切です。その利益がZ世代の未来に役立つ利益であればよいわけですが、ソフトパワーがアップデートされないと、意欲はあっても成し遂げることはできないのです。

★それでは、その世界全体の従来の学びの理論をアップデートするにはどうしたらよいのか?それには児浦先生の書かれている本や私が三田国際の学園長大橋清貫先生とごいっしょさせて頂いた本にヒントがあります。ただ、詳しく説明していません。ですから融合することで新たな境地が見えてきます。

★それとて、フランク・ロイド・ライトが建築で果たした茶室思想と欧米の建築思想の融合のように、茶室思想と欧米の学習理論の融合というわけです。アインシュタインが磁場の方程式を相対性理論にシフトしたように、私たちもそうしたいと思います。憧れのHTHが、エンジニアリングだけではダメなのだ。ガーディング発想が必要なのだと言ったとき、それはマインドフルネスやZENをGAFAが必要としていると言っているのと同じ意味あいでしょう。

★ガーデニングとは、この場合は日本の大名庭園です。大名庭園の真髄は、その中にある茶室です。庭園が全体集合なのではなく、茶室が全体集合で、そこに庭園が部分集合としてあります。見た目は庭園のほうが大きいので、逆だと思う人がほとんどでしょう。このトリックアート的要素がガーデニングには仕掛けられています。またそれがいいわけですね。ブラックホール的魅惑があります。

★庭園を探索しながら徐々に躙り口に迫り、やがてそこをくぐりぬけると別次元の世界が無限に広がるという話ですが、ここでは、躙り口をくぐりぬけるまで、言葉があまり介在しないのです。庭園の空間がアフォーダンスするわけです。そして、茶室の中で初めて対話的で深い境地が待っています。

★まさにワークショップの元型ですね。今はまた何を言っているのかわからないと思われるかもしれません。現在の世界の環境にやさしい都市創りの発想が、19世紀末に万博で発表された日本庭園にあったという歴史的事実を知っているとその謎が解けてきます。しかし、そんなことを知らなくても、そのうち形として明らかになっていきます。楽しみにしていてください。

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