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2021年6月 4日 (金)

非属の才能教育(20)自然体のSTEAM教育 教科の授業でいける

★勤務校の理科の授業がまたおもしろいですよ。定期試験後のリフレクションの時間の中で、たんなる解説ではなく、100メートル範囲で飛ばせるドローンを活用して再体験しようとテニスコートで教師と生徒が楽しんでいました。学びとは、知的な側面と感覚的側面と精神的側面ともう一つ大事な点はスパークする超越的精神的な側面の関係性でできていますから、こういうチャンスをつくるのも大切です。

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★ちょうど授業準備をしている先生方がその話を聞きつけて車でやってきました。何せパウロの森でのできごとですから、次の授業準備があるので、上り下りを往復していると間に合わないのです。

★ドローンで動画も撮影できますから、数学教師は、高1でやっている幾何の材料に使えるなあと思ったのでしょうか。あるいは空間図形、遠近法とかに活用できるかもと、すでにその段階で、生徒の行動は教師をスパークさせています。実にいいですね。教えるー教わるの関係性が解放される瞬間です。

★化学の教師と生徒が同じくリフレクションしていたので、解説終了後にかけつけました。こちらは走ってきていました。さすが若い。私は、車にしっかり便乗していましたからね(汗)。ともあれ、電磁場の確認だとか(笑)。まあいいでしょう(笑)。

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★化学の教師と物理の教師はよく連携していて、パウロの森の生態やきのこのリサーチをする企画をたてています。大学の先生方と連携を考えているようです。

★ICTは、完全に鉛筆と消しゴムのように普段使いされています。クリエイティブティとはざっくりわけて3タイプの現象があります。発想ー理論、発想ー作品、発想ー作品ー理論という感じでしょうか。作品や産出物にするのは、大学に行ってから大いにやれるし、今後は大学との連携もできるはずですから、大学の実験室でもできます。

★授業の中では、発想ー理論が中心のようです。もちろん、その過程で知識も。聖パウロ学園の理科の教師は、自然体のPBLだし、自然体のSTEAMを実践しているのだと思います。月に何度か私と対話を付き合ってくれますが、要素還元主義者は1人もいないので盛り上がり過ぎて楽しいですね。

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★それにしても、生徒は自在に操作しますね。教師は生徒に教えてもらって、操作をするのですが、その両者の姿が微笑ましいですね。パウロの森も、優しい風と光で彼らを包んでいました。

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