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2021年5月 5日 (水)

教育のアップデート~2022年に向けて(16)学習指導要領のIB化は可能か?そういう流れ?とにかくやったほうがよい。

★GLICC代表の鈴木裕之さんの論考が啓発的です。まずは、「IBDPのDual Routeに見る高大接続の意味―グローバルアドミッションの時代➂」をお読みください。IBなんて関係ないと思われるかもしれません。そう一般には関係ないのです。まさに3%の穴の話です。いや3%以下のごく一握りの生徒のお話かもしれません。だからこそ重大な気づきがここにはあるのです。関係ないと言っていると、いつのまにか自分が社会から排除される側にまわってしまうことになりかねません。

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★今回のパンデミックによって、IBのDP最終試験が受けられないという事態が発生しているそうです。でも大丈夫。DPのプログラムの品質の高さが担保されているので、そのプログラムの過程の評価で最終評価もされるからというのです。

★さて、日本の大学入試はそんなことができるでしょうかというのが鈴木さんが突き付ける教育問題です。

★もちろん、昨年の慶応義塾大学湘南藤沢キャンパスの総合型選抜の一部は、それに近い入試になりましたが、それ以外はそうは簡単にいかないでしょうということです。

★しかし、もし学習指導要領ベースのプログラムがきちんとできれば、それは可能です。そうなれば、小学校から高校まで1200万人の生徒が高品質の教育を受けることができるようになります。

★ばかばかしい、できるわけがない、やれる教師がいないとたいていお決まりの不可能論がでてきそうです。

★しかし、給与を倍増するというのならどうでしょう。IBTeacherのようにたくさん収入が得られるというのであれば、話は別になるのではないででしょうか。現場を見れば、日本の教師は優秀かつ献身的です。

★財務省が認可しないと言われるでしょうか。でも、1200万人がIBレベルの教育を受けられるのです。どれだけ、日本の未来の経済が沸騰し復興するか測り知れないでしょう。

★教師になりたい若者も増えます。自分の子どもにそのような教育を受けさせたいと海外からも移住してくるでしょう。21世紀は間違いなく高品質の教育が経済を規定します。

★経済を豊かにしたければ、経済投資をどこにするかです。

★財務省の方々、文科省の方々、そして政治家の方々、IBを学び、そのエッセンスを機会均等なんて言っていないで、実質的に1200万人1人ひとりに届けましょうよ。

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