« 非属の才能教育(03)伊達公子さんに学ぶコト 才能と普遍性 | トップページ | 非属の才能教育(05)賜物と対話 »

2021年4月 7日 (水)

非属の才能教育(04)Hermeneutik 3つのfer

★4月4日、復活祭がありました。クリスマスやハロウィンは多くの人が知っているでしょうが、復活祭はそれに比べてあまり知られていないかもしれません。イースターと言えば、わかるかもしれませんね。すべてキリスト教の行事です。しかし、これは、キリスト教を布教するための行事であって、根源的には、イエス・キリストの道行です。人間の痛みをすべて背負い死をもって復活するプロセスを弟子たちと共にし、弟子たちは背負いきれずに裏切ったり離脱しようとしたり、また戻ってきたりととても人間的であり霊的でもある根源的プロジェクトです。

★この根源的プロジェクトがプレイフルになると行事になり、布教活動はマーケティング活動になります。アメリカの社会は経済と宗教が結びつきていて、マックス・ウェーバーのプロテスタンティズムと経済がくっついたという理論を現実化したような国です。

★もちろんこの布教活動のもう一方には、あのスペイン艦隊がありますから、軍事力もくっついています。

★キリストの愛は、こじれると軍事力がでてくるし、命を守ろうとして戦争をしながらあるいは利用したりしながら経済が生まれてきたわけです。イエスの正当な弟子たちと裏切り者と活用組などと多様な分派が世界をつくる歴史が2000年以上あったわけです。もちろん、西洋近代化の話で、そうでない国もあり、そこの台頭がこれまた問題として浮上してくるわけです。

★聖書は信仰の書であり愛のドラマのメタファーです。恐ろしいぐらいネガティブな話もいっぱい出てきます。しかし、それをクリアする話であって、ネガティブなままではないのですが、そのプロセスの中で戸惑い恐れ不安になり、救われないまま終わることが世の中にはいっぱいあります。

★つまり、ドラマのプロトタイプの決定的な1つはやはりキリストの生き方です。またマーケティングやキリストと弟子たちから始まる組織論も組織開発の決定的なプロトタイプの1つです。弁証法やU理論の原型は聖書です。

★まさかと思うかもしれませんが、ギリシア神話をプロトタイプにつかった心理学者もいたわけです。聖書も神話の1つとしてみなす人もいるでしょう。そうするとそういうことがおこるわけです。

★かくして、聖書解釈学であるHermeneutikは現実の中で様々なものへtransferされていきます。referでとどめることができずinferによって、人間的な推理の翼を使って。

★しかしながら、知られざるキリストの解釈Hermeneutikなど、正解がまさにないわけです。エッ?!そうわかりましたね。正解がない問題が日本の教育で人気がないのは、この伝統的なHermeneutikのプロジェクトを知らないからです。ハイデガーやガダマーは現代社会でもでてくるかもしれませんが、彼らの背景にヘルメノイティクがあることは書かれていないでしょう。

★でも、クリスマスは知っているし、ハロウィンは知っている。キリスト教の宣伝力はすさまじかったわけです。そして、キリスト教のさらなる流れは、NPOと教育も生んでいるのです。ここらへ、いまはめちゃくちゃはしょっています。ごめんなさい。

★ともあれ、キリスト教は、軍事力ー経済力ー精神力(奉仕と教育)を生んでいるわけです。

★21世紀のキリスト教学校の使命は、この悪循環を断ち切り、奉仕と教育をベースに経済を考え、平和力を創ることなのです。

★また、本間は大げさなと言われるかもしれませんが、何もこれは私が言っているわけではないのです。ただ、日本の多くの学校は、そのことを知らないということです。

★しかし、一方でPBLは広がってきました。デューイの思うツボです。デユーイは、もちろんヘルメノイティークをクリティークしてプラグマティズムにトランスファーするわけですが、それは根源的PBLを求めるためだったのでしょう。

★この点に関しては、文部科学省は論じることができません。宗教は教育に持ち出せないからです。憲法でそうなっているわけです。

★よって、それは私学で背負わなければなりませんが、さてはて、どうしようということですね。グローバルという局面は、しかし、ここを見極めるクリティカルヘルメノイティークが必要かもしれません。

★ヘルメノイティークは、refer-infer-transeferの循環によって可能になります。もちろん、conferやdifferという言語と差異は、先の3つferを結ぶ媒介態です。

★高校生には、こんなわけのわけのわからない話はしませんが、すでに3つferは英語の4技能の中でよく使わエる学びのプロセスです。conferは、今やあらゆるセミナーやワークショップで活躍しているでしょう。differはあらゆる言語活動、探究活動のモメンタムです。

★まずは、「うさぎあひる」のあの図から始めることにしましょう(笑)。

|

« 非属の才能教育(03)伊達公子さんに学ぶコト 才能と普遍性 | トップページ | 非属の才能教育(05)賜物と対話 »

創造的才能」カテゴリの記事

創造的対話」カテゴリの記事

PBL」カテゴリの記事

高校入試」カテゴリの記事

聖パウロ学園」カテゴリの記事