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2021年3月25日 (木)

トランジション指標(01)人生の転機を生かす力

★この時期は卒業・入学、終業・始業、定年・入社、決算・新年度(会社によって違うが、この時期集中する)など節目のシーズンです。そんなとき、人によっては人生の転機が訪れます。もちろん、転機は、社会的な通過儀礼のような時以外にも訪れます。いや多いかもしれません。

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★今回のような予想もしなかったようなパンデミックや気候変動、自然災害、事故などに遭遇してがらりと人生が変わるコトはあるでしょう。病気というのも突然やってきます。誕生や人生への別れも大事な時です。仕事という点では、イノベーションの波がそれでしょう。

★日本の場合は、高校進学率が98.8%(2020年文科省)ですから、多くの生徒が高校の時のキャリアデザインを通して人生の転機をどう迎えるか、どう自分でつかむのか共通する大きな試練の1つでしょう。

★そのときに大学受験だけにむけた対応策を考えていると、上の表のように、人生の転機を自分でマネジメントできるトランジション力(と呼んでおきましょう)のギャップが生まれます。

★偏差値に関係なく、大学に進んだとしても、就職したとしても、グローバルクリエイティブ市民になろうとする、学びを体験すると、44ポイントのトランジション指標のうち91%を体得します。

★しかしながら、日本の教育では進路先の入試制度のために学ぶ習慣がついているケースが多いので、国公立か私大か、一般入試か総合型選抜か、帰国生・留学生入試かによって、トランジション指標のギャップがでてしまうのです。

★ですから、たとえば、総合型選抜と一般入試の両方の学びを行っていれば、それはグローバルクリエイティブ市民になる学びもカバーしているといえます。

★トランジションパワーが90%くらいのポイントがあると、多様な転機の局面で、危機を回避したりチャンスをゲット出来たりできます。

★もちろん、人生運不運があり成功するかどうかは不確定です。しかしながら、一つだけ言えることは、グローバルクリエイティブ市民であれば、互いにサポートしたりフォローしたりケアしたりする心理的安心安全の場を作るコミュニティシップは身につきます。

★それはこころのウェルビーイングだと私は思います。

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