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2021年3月17日 (水)

New Power School(05)聖学院 今春の卒業生が贈る言葉「これから聖学院生になる君へ」

★今春、聖学院を卒業したOBのYasuiさんが、「これから聖学院生になる君へ」というメッセージをSNSで流しています。本人は、「小さなアドバイス」と語っていますが、ユーモアあり、現実的な話もあり、大きな夢や希望を抱くことができます。すてきなメッセージです。ぜひご覧いただきたい思います。

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(2019年10月、聖学院でPBLセミナーを実施した時に、同校のZ世代のみなさんも参加、協力してくれました。学外の教育関係者と啓発的なコミュニケーションをとっている姿に感動したのを覚えています。)

★内容は本人の文章を直接読んでいただきたいのですが、1つだけコメントさせててください。記事の中にこんなセンテンスがあります。

<6年前の僕は第一志望に合格できず、悔しい思いを持ちながら入学して行きました。しかし、そんな悔しい思いをしたのは一瞬で楽しく学校を過ごしていました。>

★心憎い表現ですね。「一瞬で」という一言に、Yasuiさんが将来振り返ったとき、自分があるのは、その「一瞬」の永遠にあるのだという未来へ向けて自分とまだ見ぬ後輩にリマインダーセットをしているからです。

★総合型選抜に取り組んでいたYasuiさんならではの発想ですね。記事を読めばおわかりのように、Yasuiさんは、他の学校では経験できない聖学院ならではの多くの体験値を積み、そこで気づいたことについて探究への道を自分で開いていくのですが、総合型選抜では、その開いていく過程を表現しなくてはなりません。

★それは、スト-リーテラーよろしく語らなくてはなりません。契機、困難、仲間、葛藤、超越、新しい問い、希望・・・GRITさながらの物語がそこにはあります。経験がなければ生まれてこない一回性の物語です。そんな物語を描ける聖学院の生活は、将来から振り返れば、「瞬間」点でしょうが、その点の向こうに永遠に続く積分関数が広がっているのです。

★その「一瞬」の物語が、聖学院生の生徒がそれぞれの未来でいかなる困難に遭遇しても、自分で自分の心に火をつけ、仲間と乗り越えていく力になるわけです。

★ そんな火や共振のエネルギが生まれる一生ものの物語を描ける学校こそ、大切な学びの場だと思います。

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