品川翔英 教師の一体感が溢れでる。国語科拡大研修で。
★2月27日(土)、品川翔英は、前代未聞の研修が行われました。入試の見通しが立つや、怒涛の4月に向けての準備で学内は活気に満ちています。その雰囲気を象徴するような吹奏楽部のスウィングジャズの音が響く中、研修は行われたのです。
★昨年の3月から国語科はPBLの実践的な研修を積んできました。もともと潜在的な可能性があったのに加えて、オンライン授業へのシフトが、ハイブリッドPBLの飛躍的進化を後押ししました。
★物語の単元では、現代文でも古文でも、13フェーズで物語分析をしたり、物語創作をするという言語構造論をわかりやすく生徒と共有するようになりました。言語領域については、ワードウルフというラテラルシンキングを養う方法で、ロジカルな言語化を生徒がアクティビティで学ぶようになりました。他の単元でも分厚い問いが生まれ、生徒が深い学びを行っていくようになりました。
★この言語構造論やラテラルシンキング、言語の背景リサーチについて、国語科の田中幸司先生は、他の教科の先生方と共有する拡大研修会を実施しました。いわゆる教員研修ではなく、国語科の研修に参加したいと思う先生方に公開するという形式でした。
★この忙しい時期にどのくらい参加するのだろうと思っていたら、4グループもできるほどの参加がありました。柴田校長や熊坂先生も見守っていました。
★田中先生の講義というよりも、国語科の先生方がみなファシリテーターになって、ワークショップ形式の研修となりました。全員当然のごとくタブレットをもってきていましたから、プラットフォームを活用しながら、物語構造分析などを協働しながら行う姿は、圧巻でした。
★この活気あるオンラインも使いながらのハイブリッドPBL授業さながらの研修となったのです。4月以降の品川翔英のハイブリッドPBL授業の共有をする形にもなり、意気込みや気概を感じる研修でした。
★品川翔英の人気の秘密は、やはりこの先生方のチーミングの勢いとパッションとワクワク感と生徒との信頼と生徒の人生への責任感だということはわかりましたが、これだけでは人気は持続しません。
★最後のリフレクションで、瞬発力あるディスカッションとプレゼンが行われましたが、そこではファクトとオピニオンで終わらないSomethingが加わっていました。実はこれが世界標準の知の共有の持続力の奥義です。国際バカロレアのプラグラムが優れているのは、まさにこのSomethingをプログラムの中に織り込んでいるからです。
★この力を品川翔英の先生方は共有していることが、リフレクションで次々と証明されていったのです。
★さて、そのSomethingの正体とは何か?それは企業秘密です(笑)。
★今年度最後の国語科研修は、このSomethingのメカニズムを共有することになります。画竜点睛を欠かない研修となるでしょう。そして、そこにこそ、品川翔英の持続可能な人気のエネルギーが生成されているのです。もちろん、そのエネルギーは、生徒1人ひとりの内面から溢れ出るエネルギーとなります。このエネルギーを学内の生徒全員が生み出せる学校は、今のところそう多くはありません。
★御三家といえども、全員は無理なのです。なぜか?それを生み出す環境を授業で創っていないからです。気づく生徒は気づくけれど、気づかない生徒は気づかないままで卒業してしまいます。品川翔英は違います。生徒1人ひとりをケアするのです。このケアという言葉を大事にしているのが、田中幸司先生です。
★それゆえ、拡大研修という広がりを生み出したのでしょう。
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