東京の私立高校(07)聖学院 初めてのグローバルイノベーションクラス入試
★昨日11日(木)、聖学院は初めて「グローバルイノベーションクラス(GIC)」の入学試験を行いました。試験科目は英語と思考力そして面接です。英語と面接はともかく、思考力入試は対策のしようがないので、ファーストペンギンになる勇気のある生徒がチャレンジしました。その模様は同校サイトでアップされています。ぜひご覧ください。
(写真は、聖学院のサイトから)
★この思考力入試は、しかしながら、ふだんの興味と関心を広め深める学びを中学3年間行っていたならば、それがそのまま生かされるので、知識は不要です。
★だいいち、iPadが用意されているので、わからない知識などは調べることができます。
★では、いったい何を診・観る問いなのでしょう。それは事実だけを集積するのではなく、事実のコンセプトや事実の背景にある新しいアイデアを見ることができるかどうかなのです。
★エッ!そんなの簡単じゃないと思うかもしれません。そうです。そのような才能があれば、簡単です。それからオープンマインドを有していれば、その場で潜在的可能性を顕在化することになるかもしれません。
★つまり、具体的なケースを一般化したり、その法則を見出したりする力があるのか、その力をその場で生み出すことができるのか、創造的才能やその潜在的可能性をみる問いのデザインがされているわけです。
★さらに、その見出したものを全く別の素材や事柄に適用できるかどうかが問われます。アイデアを具体的なカタチにできるかどうかまで診るのです。とても、高次な思考力が必要で、この思考力をトレーニングをしていない場合、この高次思考力のプロセスの話は、何を言っているのか理解不能でしょう。
★これが、日本の教育の限界です。聖学院はこの限界を突き抜けています。そして、今、聖学院中学生でない高校受験生にもこの限界を共に超える挑戦をしようよと呼びかけているのです。
★今回聖学院にチャレンジした高校受験生は、直観的かもしれませんが、この限界を超える学びへ興味と関心を持ったと言いうことなのです。
★今の高校入試のシステムは、必ずしも才能者にはマッチングしているとは限りません。知識から積み上げていく学びが不得意な生徒も13%、つまり東京に約9000人はいるはずなのです。この9000人が才能を爆発させる居場所の1つとして、聖学院のGICはあります。
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