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2021年2月 9日 (火)

2022年中学入試の展望(02)2月1日から7日間で見えるコト❷

前回「2022年中学入試の展望(01)2月1日から7日間で見えるコト」のつづき。

★このアクセスランキングをカテゴリー分けすると、中学入試の新市場のウネリと中学入試問題の転換の2つについて主に考察している記事ばかりであることがわかります。時期によっては総合型選抜関連の記事やこれから3月には大学入試関連の記事が上位にランクインしてきます。すでに何回か、本ブログで記述してきましたが、次のように新市場New Power Schoolの市場(以降「NP市場」と表記)と御三家ピラミッド市場についてまとめてみました。

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(各塾の合格者を輩出している学校の例として挙げているだけで、NP市場も御三家ピラミッド市場も、それぞれ40校ずつある。割合は、生徒数の割合、厳密にはズレがあるが、イメージとしての割合。RS市場だけは、4校しかない)

★大手塾が御三家ピラミッド市場の学校だけではなく、NP市場の学校にも合格者を出しているというのは、その塾にも、東大を頂点とするピラミッド階層構造の上位階層を狙うことを第一の目標にしている保護者だけではなく、オープンマインドで、心理的安心安全の環境を生成する教育力があり、英語教育以上のグローバル教育を行い、授業もPBL型であるというNP学校を選択するという進取の気性に富んだ保護者がいるということを示唆しています。

★かつては、SAPIXは、東大ピラミッド市場の学校を選択する保護者に偏っていましたが、学校選択は受験生・保護者の問題であるとする保護者も多くなってきたらしく、そのような保護者の中から、NP市場を選ぶということがあるということです。

★Facebookで、このような情報を発信していると、昨年あたりから共感しますという保護者からメッセージをいただくことが多くなったり、実際に実施したセミナーにまで足を運んでくれる進取の気性に富んだ保護者と出会うこともしばしばです。情報を共有していただきありがとうございます。

★いずれにしても、NP市場が首都圏中学入試の20%シェアになってきたわけです。そして、このNP市場ができることによって、今まですべてが御三家ピラミッド市場で、偏差値ランキング競争をしてきたと思われてきたのが、明快にその市場だとわかる学校群は、これもまた20%という話になってきました。

★では、60%の学校は、どっちの市場に属するのかというと、意外とグレーなのです。NPに属したいのだが、普通の英語教育だし、授業もアクティブラーニングはやらない、総合学習や探究ではやるから、NPに興味がないわけではない。でも中途半端だから、NPとは思われない。だとすると、大学合格実績を出すしかないかとなるわけです。

★そう迷っているうちに、NP市場の学校が大学合格実績も伸びてくるわけですね。

★だったらと思うでしょうが、NPスクールのようにやろうとすると、すぐには出来ないのがトラディショナルスクールです。

★逆に麻布のように中学受験業界が御三家ピラミッド市場に押し込めて、当局は創設者江原素六の創ってきた近代教育を普遍的なものとしようとしているという学校もあります。当局は、上記の円グラフのカテゴリーのいずれにも入らないのだと思っていると思います。

★21世紀型教育機構の学校のように、NP市場で牽引するポジショニングを獲得しているように、御三家は、御三家ピラミッド市場を積極的に牽引しているわけではなく、神棚に奉られてしまっているという意味で牽引しているわけです。

★2021年時代が決定的に変わったという意識は、日本全体いや世界の人びとも身に染みて感じているわけです。市場の意味も変容するでしょう。

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