2021年中学入試情報(68)桐朋女子 クリエイティブクラスを輩出するNew Power School
★政治家の失言非難にとどまらず、わたしたちの国のジェンダー不平等問題に対する批判的議論が巻き起こる時代がやってきました。その不平等を乗り越える創造的才能者を輩出している女子校の1つが桐朋女子です。その政治家の進退問題で騒然となっている日本ですが、世界は今回のパンデミックで、痛いほどわかった近代文明のマイナスの部分をグレートリセットしようとダボス会議がバーチャルスペースで行われています。
★その主催者世界経済フォーラムの日本代表が、同校のOG江田麻季子さんです。日本の動きと世界の動きの差に驚きますが、同時に桐朋女子は、そんな日本をつくってきた教育を突き抜けるNew Power Schoolであることを改めて映し出しているといえましょう。
(写真は、同校サイトに掲載されているデジタルパンフレットから)
★首都圏模試センター調べによると、桐朋女子の中学入試の出願総数は、前年対比で97.8%でした。しかし、実受験者の前年対比は100.5%なのです。また広報担当の吉川先生からは、手続き率も昨年より高いというメッセージを頂きました。
★出願総数は、今回のパンデミックで併願は慎重な構えだったので、首都圏ののべ受験者数はたしかに減りました。しかし、実受験者は減らなかったのです。ですから、その流れに桐朋女子も呼応しているわけです。
★もちろん、増えたところ減ったところは昨年同様あるわけですから、桐朋女子の人気度は持続可能以上ということでしょう。
★これは日本の教育にとってとてもよいことではないでしょうか。形式的平等はもちろん大事なのですが、やはり実質的平等はいかにしたら可能かを議論し解決していく時代です。そのときに、同校の在校生及びOGが活躍するのは予想に難くないからです。今後もますます期待したいですね。
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