2021年中学入試情報(43)成立学園 総応募者数 前年を上回る!日々感動学校。
★2021年1月29日現在(首都圏模試センター出願倍率速報)、成立学園の総応募者数の前年対比は、108.5%、前々年対比は130.8%。見える学力のみならず、目に見えない学力(SDGs的にはシステム思考)を大切にしている同校。生徒1人ひとりの価値が豊かになっていく学校であることが中学入試マーケットで毎年認知されてきています。
★中学入試マーケットでは、塾やメディアの情報発信の役割は大切です。一方で、それにも限界があります。特に成立学園のように見えない学力も大切にしている場合、そこの領域を外部が察知して発信するというのは、メディアや塾では難しいですね。
★それは、公の発信は、ファクトが大切ですから、推理やオピニオンを発信するのは役割ではないという大切なルールがあるのです。
★ですから、そこはSNSで発信されるというのが最近の傾向です。もちろん、SNSはリスクもありますから、そこは受け手は鵜呑みにしない目を持つことが必要だし、発信する側も自分を批判的精神でクリーニングするスキルが大切です。
★私の発信も、ブログというSNSの機能を使っているわけですから、自由に推理したりオピニオンを書いています。できるだけ、エビデンスを探し、それに基づいて発信しようと心がけています。正しいかどうかは受け手の皆さんに委ねられてしまうのですが、上質な発信に努めています。
★なぜこんなことを書いているかというと、成立学園のサイトをみて、改めて気づいたからです。同校のサイトでは、毎日順番で先生方が、しかも校長先生も含めて、発信をしています。
★外部のメディアからは、絶対に見えない学校でのできごと、生徒の様子、先生方の想いなどなど。同校は氷山モデルを大切にしていますから、その水面下のマインドやコンテンツが毎日豊かに発信されているのです。この継続ができる組織になるには、実にすごいワンチームマインドが必要です。自分の子どもの環境としては最高のチームです。
★それに、すてきなのは、毎回必ず「写真」が一枚掲載されます。そして、パラグラフライティングで100字前後の文章が掲載されます。ピクチャ―ライティングを教師自らが実行しています。教師全員が、パラグラフライティングやピクチャ―ライティングができるというのは、当然この知の技法が生徒にも転移しているというのは、推測に難くありません。
★それから、毎日シンプルで心温まるメッセージが発信されるのです。もう20年以上も前に、ロバート・フリン先生のワークショップに参加したことを思い出します。先生はあのプログレス・イングリッシュの著者で、英語教育の一時代をつくったかたです。私は先生から、ノック&ノックというアクティビティを頂きました。シンプルな問いを参加全員に順番に投げかけていきます。考えている暇などつくらないのです。どんどん問いを出していきますが、それをフリン先生はノック&ノックだと教えてくれました。
★今でいう、インプロだし。私のアクティビティでは<ぐるぐる>というものですが、これは何かを生み出すというか化学反応を生み出す不思議な対話の1つです。
★実は、これと同じ感覚を成立学園のサイトを見て感じたのです。
★マーケットで塾やメディアの発信のみならず、自らのサイトでも行う。このことはどこの学校でも行っています。でも、サイトのメッセージの出し方に、パラグラフライティング、ピクチャ―ライティング、ノック&ノックアクティビティを埋め込んでいるサイトはまだ見たことがありません。
★これこどクリエイティブクラスのテクノロジーです。
| 固定リンク
« 2021年中学入試情報(42)富士見丘 3%の穴に気づいている進取の気性に富んだ受験生に大人気。 | トップページ | 2021年中学入試情報(44)和洋九段女子 人気急上昇!PBLの翼にのって。 »
「中学入試」カテゴリの記事
- 2026中学入試準備(15)今年から2027年にかけて変わる慶應義塾大学の入試問題 才能創発型入試とシンクロしだす (2025.02.19)
- 2026中学入試準備(12)3Fマインドと3Tスキルを大切にする教師がいる学校を探そう(2025.02.17)
- 2026中学入試準備(06)知られざる工学院と聖学院の思考力セミナーものすごいバックボーン(2025.02.11)
- 2026中学入試準備(05)すべてが才能創出型入試の中で海外進学準備もしている学校は(2025.02.11)
- 2026中学入試準備(04)すべてが才能創出型入試へ(2025.02.11)
最近のコメント