「教育とは生き方そのもの」へシフト(03)成城大学と日芸の魅力
★年末、工学院から総合型選抜で成城大学と日芸に合格した二人のZ世代と対話をしました。シリーズで5回に分けて書きました。対話をしているときも感動したし、書くときもラフマニノフのピアノ協奏曲2番とパガニーニの変奏曲をオートリバースしてBGMにしてワクワクしながらキーボードをたたきました。いろいろなことが思い浮かび、そのつど寄り道もできました。そして、総合型選抜の価値を二人から触発され次のようにまとめました。
★二人は、「殻を破る」「自己に囚われない」ということを意識していましたから、思考コード(図は工学院のものではなく、首都圏模試センターの思考コード)は、A軸・B軸・C軸フルスペックで活用していました。まさに「脱枠自己変容型」自己タイプだったのです。
★一般入試を受験する生徒も、「脱枠自己変容型」自己タイプもいます。大学に行ってからさらに伸びるタイプです。工学院の二人の生徒と大学で合流してシナジー効果を生み出すでしょう。
★しかしながら、一般入試は、「枠内主体型」自己タイプでも合格します。大学に入ってから殻を破れば伸びますが、そうでない場合は苦労するでしょう。
★また、「枠内従属型」自己タイプもいます。大学に入って何度も殻を破る必要があります。
★こうしてみてみると、今年の総合型選抜、少なくとも成城大学と日芸は、「脱枠自己変容型」自己タイプを受けいれる大学で、大変魅力的ですね。
★そういえば、成城大学は、小学校、中学校、高校、大学の先生方といっしょに思考コードについてミーティングをしたことを思い出しました。さすがデューイの系譜の学園です、先生方は教養とテクノロジーを統合させた情熱家でした。
★日芸は、私が敬愛する師の出身大学です。そういえば、師も写真学科でした。師は天才学校改革者で、北から南まで幾つもの学校の改革を成功させています。一瞬にして巻き込む力と閃きは真似ができません。発想の自由人そのものです。
★みな個性的なのですが、どこか自分の大学の特徴を身につけているのですね。不思議です。逆に言えば、そういう大学こそが魅力的だということでしょう。
★そうそう、学校改革の気鋭の教師も成城大学でした。いつも刺激を受けています。
★来年の新高3生には、この2つの大学はぜひ紹介しなくては!
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