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2021年1月28日 (木)

八雲の真価×進化×深化×新価(5)八雲の野望➄卒業後に自己変容の進化がつづく

★ラウンドスクエア加盟校としての八雲学園の教育のコアは、何といっても多様なスーパー体験ができることです。この体験を通して目からウロコの気づきに導かれます。このものの見方や考え方を変える体験、そしてその新しい認識を身につけていけることこそ、卒業後にさらに自己変容の進化を生み出す源になります。

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★副教頭近藤隆平先生から在学中にラウンドスクエアの国際会議に参加したOGが現在校生に向けてエールを贈ってくれたという文章をいくつかいただきました。八雲を受験する生徒にも、励ましになると思います。掲載の許可を頂きましたので、これから少しずつ紹介していきましょう。

ラウンドスクエア活動が教えてくれた「挑戦」の姿勢

2018年度卒業 越前香桜里

私は、2017年に南アフリカで行われた国際会議と2018年にオーストラリアで行われた地域会議への参加という形でラウンドスクエア活動に携わる機会を頂きました。ラウンドスクエア活動への参加は、様々な方面で現在の私の基盤となっています。

 2017年、当時高校2年生の私が南アフリカのケープタウンで行われるラウンドスクエア国際会議への参加の話を頂いた際、まず最初に感じたのは「南アフリカに行くの?!」ということでした。アフリカ大陸に足を踏み入れたことがなかった私にとって、ケープタウンでの国際会議への参加はあらゆることが未知の世界で、行く前には自分の英語力への不安はもちろん、その他についても様々な不安を抱えていたのを覚えています。

しかし、実際に訪れてみると、そんな不安は全て吹き飛びました。自然いっぱいの街、街中にあふれる歌・音楽・ダンス、バラザの仲間たち、山頂からの景色、どれをとっても刺激的で素敵な経験でした。そこで初めて、私自身がアフリカの国に対して偏見を持っていたことに気がつきました。そして、自分の中に無意識のうちに存在する偏見は、自分自身で塗り替えていくしかないと強く感じました。常に新たな環境に自分の身を置く「挑戦」の精神を持つことの大切さを改めて痛感しました。

 この「挑戦」の精神は大学に進学した今でも、私が最も大切にしていることの一つです。今年はほとんど大学に通うことができず、今年度大学に入学した私にとって、想像していたものと大きく異なる大学生活は、非常に大きな壁として立ちはだかっていたように思います。心が挫けそうになった時、私が自然と思い出したのは、ラウンドスクエアでの経験でした。自分自身の生活や考え方に問題意識を持ち、それを変えられるのは自分だけであるということを思い出しました。

受け身の生活を送るのではなく、自分が思い描いていた日々に少しでも近づけるために能動的に生きたい、そう思った私は、大学の留学考査を申請しました。来年の9月からイギリスへの留学候補生に選ばれ、現在、資格試験の勉強や専門分野の勉強を進めています。実際に渡英できるのかは分かりませんが、可能性がある限り挑戦する、その姿勢こそ、ラウンドスクエアの活動への参加を通して私が学んだことです。そして、これらの活動は、今後八雲学園のラウンドスクエア活動に携わっていく後輩たちにとって、活動を通して自己を見つめ、将来を考える有意義な経験になると確信しています。

 

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