品川翔英 期待値を超える(03)なんでもできる恐れのない学校 受験生への応援メッセージ
★雑談段階で、品川翔英の3人の高1生が柔軟で寛容であるということは十分にわかりました。そこで、PBLの授業はどんな感じかインタビューするよりもちょっと私もミニPBLをしたくなりました。
★まず上記の線画をみてもらい、何に見えるか順番に語ってもらいました。一見あひるのようにも見えますが、角度を変えるとピースをしようとする手のようにも見えますとか、あひるとか何かの鳥には確かにみえますが、角度を変えるとうさぎにみえますよね。まあいろいろみえます。一通り語ってもらったあとで、2度目のサイクルを回します(このサイクルを回し続けるアクティビティを<ぐるぐる>と呼んでいます)。
★とくにルールを決めてはいないのに、次々と前の仲間の発言と違うことを語っていきます。具体的なものにもみえるけれど、抽象的な線とか点でだと理解できます。要するに認識ということにつて語っているわけですよね。同じものでもいろいろ見方によってはみえてくるということですよね。違うものでも同じということかもしれない。トリックが隠されているということですとか果てしなく思考は続きます。推理や想像力が豊かだし、複眼思考ができるすごいねと思わず驚嘆。
★この図は「うさぎあひる」と言って、数理哲学者のヴィトゲンシュタインをはじめ多くの哲学者や心理学者がモチーフにして、たしかに3人の<ぐるぐる>アクティビティで出てきたように認識について語るときに使われます。
★PBLの醍醐味は、いろいろなテーマがうさぎあひるの絵のように紐解かれていく暗号解読だったり、まさにトリックを見破る思考実験が挿入されていることですが、はじめて会った私と心を開いてどんどん思考の翼をひろげてくれるのです。
★それは、村上先生や田中幸司先生が、今回の対話にいっしょに参加し、何を話さなければならないとか何を話してはいけないという制約をかけることなく、むしろ生徒の方が柔軟な考えができるとエールを贈ってくれるのです。ですから、高1の皆さんは、臆することなく自由に話せるし、話していくにしたがって、視野が拡大し、思考は深くなっていく体験を共有していくわけです。
★心理的安心安全の場を創っているので、この学校でなら話せるし、いろいろなことができるということだそうです。
★さて、話はまだまだ続きますが、今回のインタビューの最後に、受験生に向けてメッセージをチャットに書き込んでくれました。明日はいよいよ入試がスタートする2月1日ですから、3人の高1生から受験生へのエールを贈りたいと思います。
Yさん
品川翔英は自由で穏やかな雰囲気が漂う学校です。まだ共学化して間もなく、伝統を創り上げる過程を経験できる、大変貴重な場所です。新入生の皆さんと共に、この品川翔英を創り上げていく日を楽しみにしています。
Tさん
私たちはまだなんでもできます。品川翔英はまだ新しい学校なので学校としての文化をまだ作れていません。だからこそ新入生の皆さんが無限に可能性を広げられます。だからやりたいことをまず見つけてみてください。君たちに会えるのを楽しみにしています。
Nさん
新入生の皆さんへ やりたいことには恐れず挑戦し、好きなことには貪欲に生きましょう 全ては未来の自分が輝くためです。
★村上先生も田中先生も、3人の高1生のこのメッセージを見て、彼らたちといっしょに学ぶことができることに誇りを抱いたでしょう。(つづく)
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