2021年中学入試情報(45)文京隣接地帯に衝撃走る。広尾学園小石川 京華学園 京華女子 獨協。
★広尾学園小石川は、1月29日現在、応募者総数は2532人(同校サイト)。広尾学園とカリキュラムが同じで、教師も教えに来るとあって、人気がすさまじいですね。かつての広尾学園の創設当初のような勢いです。
★文京区及び近隣エリアの学校には衝撃です。すでに準備段階の前評判が高かったですから、隣接地帯の私立学校は、対応策を講じてきたはずです。京華学園は、ますます大学進学実績を出す準備を強化するでしょう。偏差値50前後の生徒がたくましく育ち、好成果を上げています。広尾学園小石川1期生が実績を出すようになるまで、6年間ありますから、その間に必ず強化していくでしょう。
★そういう期待もあってだと思いますが、1月29日現在の応募者総数の前年対比は99.5%(首都圏模試センター出願倍率速報)で、最終試験までには、100%を超えるでしょう。
★同グループの学校である京華女子も同じです。女子校の方は、すでに前年対比は、106.8%です。
★中学入試受験生が都心は増える傾向にあるので、文京区と近隣エリアの学校には、緊張が走りつつも相乗効果になっているのかもしれません。
★獨協も、京華と同じくらいの偏差値の生徒が受験しますが、古き良き男子校の自由さを維持しつつ大学合格実績も京華と変わらないので、老舗のブランドを守りつつ、どうやってインターナショナルや医進サイエンスコースなどのすでに人気のある進歩主義的な学びに応戦するかが大事です。
★さすがに動き始め、新しい入試日も設定しました。結果、同日現在、応募者総数前年対比は、148.7%と対応策は成功しています。もちろん、最終的には実数がポイントです。
★入試日などの改革だけでは、教育の中身の質の競争には耐えられません。良し悪しは別として、文京区に隕石が落ちたことは確かです。
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