2021年中学入試情報(13)千葉エリアの中学入試 首都圏への影響大
★埼玉エリアの中学入試はすでに1月10日から本格化していますが、千葉エリアは20日からとなります。しかし、すでに20日の入試で、前年対比70%以上応募が集まっている学校があります。
21応募 20応募 前年対比
光英VERITAS 第1回(特待) 118 39 302.6%
渋谷教育学園幕張 帰国生 157 147 106.8%
市川 第1回 2292 2754 83.2%
昭和学院秀英 午後特別 614 824 74.5%
専修大学松戸 第1回 1076 1470 73.2%
(日能研倍率速報2021年1月10日現在)
★千葉エリアで、光英VERITASのようにnew power schoolとして大転回した学校に受験生が集まる時代になったという一つの兆しがここには現れています。もともと、渋谷幕張は元祖new power schoolで、毎年人気は絶好調だし、上記のリストにもあるように、帰国生にも人気です。それから、進学校とnew power programを統合している学校も人気です。上記の学校は、20日までには、応募者は昨年並み以上になるでしょう。
★しかし、今回は市川の中学入試は幕張メッセでの受験が首都圏全体の中学入試に影響を与えます。すでに栄東は、場所と日時を分散して、昨年並みの約6000人の応募者を集めました。しかし市川は一つの場所で、多人数の受験を実施します。
★すでに募集要項でも感染防止対策をしながら実施する趣旨が記載されていますが、さらに詳しい防止策がサイトで追加されています。首都圏全体から受けに来るので、いずれにしても、市川の対策に応じる配慮を首都圏全体の受験生はします。
★ですから、他のエリア特に東京と神奈川は2月1日からですから、市川の防止策より緩くすることはできません。いつもは東京や神奈川のモデルが、首都圏中学入試への影響として注目されるのですが、今回は千葉エリアの市川がモデル校となります。
★それに市川は、近年帰国生の受け入れも、積極的ですから、感性防止対策もグローバルな視野で行っています。マスクと検温だけではなく、PCR検査も場合によっては必要となります。
★中学入試準備は、学力だけではなく、ヘルス管理も重要になってきます。根性だけの時代は終わりを告げます。学びとヘルスとメンタルというトータルなマネジメントが必要になります。受験勉強から人生を生き抜く複眼的セルフマネージメントの時代が来てしまいました。
★とにかく、入試が終わったら、メディアは、感染防止策をどこまで徹底したか問うことになるでしょう。
★ポストコロナ時代は、学校にとって、New Power Learning(進学校でも導入することは可能なのです)とRisk Managementの透明化や可視化は極めて重要になるでしょう。
| 固定リンク
« Fresh Service合同会社 CEO五十嵐健太さん 多様なペルソナとのかかわりが未来を生み出す(4)アイデアのレベルが違う | トップページ | 聖学院インパクト(09) 生徒共に「共通感覚」を創る思考力・判断力・表現力 他校にはない普遍的教育へ »
「中学入試」カテゴリの記事
- 2026中学入試準備(15)今年から2027年にかけて変わる慶應義塾大学の入試問題 才能創発型入試とシンクロしだす (2025.02.19)
- 2026中学入試準備(12)3Fマインドと3Tスキルを大切にする教師がいる学校を探そう(2025.02.17)
- 2026中学入試準備(06)知られざる工学院と聖学院の思考力セミナーものすごいバックボーン(2025.02.11)
- 2026中学入試準備(05)すべてが才能創出型入試の中で海外進学準備もしている学校は(2025.02.11)
- 2026中学入試準備(04)すべてが才能創出型入試へ(2025.02.11)
最近のコメント