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2021年1月25日 (月)

品川翔英 期待値を超える(01)はじめに

★2021年1月25日現在(首都圏模試センター「出願倍率速報」)、品川翔英の総応募者数は375名、前年対比232.9%、前々年対比1442.3%です。高校入試はさらに集まっています。この爆発的な人気の秘密はどこにあるのでしょう。論より証拠、生徒のみなさんが、自分の学校に誇りを持ち、自分たちが好奇心を膨らませながら学び、様々な活動をすることが自分たちを成長させ、結果的に学校や社会に影響を与え、変化を生み出していくという信念と情熱を持っているからです。

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★そう語るY君、Nさん、Tくんと対話ができました。今年になってすぐの始業式で、柴田校長が熊本県知事の蒲島さんの話をしましたが、まさに蒲島知事の期待値を超えよ、皿を割れ、リスクをとれというモットーそのものを体現している品川翔英Z世代高校生だったのです。

★柴田校長のエールは、遠くの目標ではなく、いまここでまさに君たちが行っていることそのものなのだということを鏡に映して生徒に気づかせるものだったのです。私たちは自分の顔は自分で見ることはできません。ですから他者との対話やフィードバックによって気づくものです。

★3人の生徒と対話をしていて、仲間との人間関係を築いていく中で、教師とコミュニケーションを丁寧にしていく中で、気づきをたくさん得ているということを了解するのは難しくはなかったのです。

★また、いっしょに立ち会って頂いた村上亜矢子先生と田中幸司先生も、改めて3人が自分たち教師のことをどう思っているのか気づいたようでした。そして、何といっても、生徒の期待値以上の才能を発見して感動したということでした。

★それにしても、この対話の段取りが、あっという間にセットされたのには驚きでした。応募者の状況がだいぶ判明してきたときのことですから、つい先週の話です。

★応募者が続々集まってくるというのは、何より品川翔英の価値が受験市場で受け入れられたという強烈なエビデンスです。この1年、品川翔英を微力ながら応援してきた私にとっては、その秘密を明らかにしたいという欲求を止められませんでした。思わず、先週柴田校長にメールをしました。生徒さん自身と対話をさせていただけませんかと。

★二つ返事で、もちろんです。熊坂先生から連絡がいきますからよろしくお願いしますというメールが届きました。そのメールを読み終わるや否や、すぐに熊坂先生からセットしましたよろしくお願いしますとメールが届きました。あっという間に、本日25日(月)、この対話の機会を頂いたわけです。

★風に乗って魅力が広がっている学校というのは、こういうものだというのは、工学院や和洋九段女子、かえつ有明、聖学院などでも同じです。Z世代の高校生とやはり対話の機会をいただき、そのたびに感動するわけですが、今回もそうでした。

★特に品川翔英の高1生は、共学になり校名も変更になり、カリキュラムも授業も、行事も・・・あらゆる面が変わった瞬間に立ち会っています。新生校の1期生です。3人は、そのことを明確に意識していました。ですから、自分たちが新しい伝統や学校文化を創造していくということに誇りと信念を持っているのです。断固たる決意で品川翔英を先生方と創っていこうという明晰な思考と感動的な心意気が伝わってくる対話をしてくれたのです。

★今回、最初のアイスブレイクの段階で、3人があまりに柔らかい思考と他者を思いやる寛容で温かい精神の持ち主であることに気づいたので、予め尋ねようと思っていたことをがさっと捨てました。私自身はPBL授業について多くの学校の先生方と長年つくりあげてきていたので、品川翔英が新たに開発したPBL授業について実際に生徒にインタビューしてみようと思っていたのです。そこにこそ品川翔英の魅力があるのだと仮説をたてていたのです。

★ですが、これだけ、柔軟に対話ができたり、こちらからの問いをどういう意味ですかと聞き返すのではなく、自分なりに捉え返すパラフレーズのスキルを発動して、三者三様に考えたこと感じたことを語れるのですから、もはや聴く必要はないと判断しました。先生方が創意工夫したPBL授業を行っていることは、その段階で目に浮かぶようにイメージが広がったからです。

★ですから、PBLの授業のやり方やどんな成果があったのかという無粋で野暮な質問は捨てました。3人とそして2人の先生と、学びの本質的な対話をしてみようと、根源的なところまでいっしょにダイブしてみようと思ったのです。知の洞窟への冒険をしてみたくなったのです。

★あまりに深くまで行ったので、それを表現するには、私の力ではだいぶ不足しています。でも、これは皆さんに伝えなければならないことです。品川翔英のZ世代の価値とその価値をいっしょに磨いている先生方の真摯な姿を。3人が、品川翔英だから変われる、成長できる、過去は変えられないけれど、これから創っていけるのだと語ってくれたその大切な価値を。(つづく)

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