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2020年12月21日 (月)

【速報:品川翔英】中学入試説明会も過去最高の参加。その理由を考える。

★昨日(2020年12月20日)、品川翔英は中学入試のための説明会を開催しました。柴田校長から、過去最高の参加者で、来年度に向けて身が引き締まる思いですと覚悟のメールが届きました。

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★なぜこういう風が吹いているのでしょう。それは、学校教育の必要な要素をすべて行うというわかりやすいビジョンが、共感を呼んだのでしょう。中等教育で、大学進学教育をやるのは当然です。でも、その質は学校によってマチマチです。生徒の主体性を育むのは、これまた当たり前です。でも、そのクオリティはマチマチです。

★グローバル教育を行うのも、今回の世界同時的にパンデミックの猛威に対応するのを見ていれば、当然です。しかし、英検2級取ればよいみたいな教育が広がり、グローバル市民同士のコミュニケションができるようになり、世界をいっしょにつくっていく行為のレベルのグローバル教育はそれほど行われていません。

★教え込む一方通行型の講義では、主体性は育たない生徒の方が多いでしょう。ですからPBL授業は必要です。しかし、まだまだ一方通行型の授業は多いですね。

★ところが、品川翔英は、これらのことを真摯にすべて行っていく、言うまでもなく質の向上を果たすべく、アップデートしていく対話が学内に浸透しているわけです。

★これはいかにしてできるのでしょう。

★それは「教師の力」に尽きます。

★柴田校長とは、21世紀前夜からnew powere schoolへの挑戦の同士です。私は私で行てきましたが、柴田先生の応援もさせていただく機会を何度ももらいました。ですから、柴田校長が行ってきた数々の成功事例の理由はある程度推測がつきます。成功する時は、決まって、教師の多様な潜在的な能力を引き出し、足りない部分を互いに補完し合い、相乗効果が生まれるチーム作りがパワフルになっていました。

★しかし、その持続可能性はというと、副校長や教頭の立場で行っていたので、校長が代われば、邪魔され、教科専門性だけで行けばよいのだという勢力に足を引っ張られてきました。せっかくの成功への道を保守的権威が邪魔をしてきたのです。学内政治のジェラシーですね。学校改革あるあるです。

★しかし、今回は校長という立場で、理事会と教職員のスクラムづくりは強力です。それは、説明会に参加するとすぐにわかります。

★上記の教師力の関係図は、柴田校長の手法であると同時に一般化モデルにできると思います。

★説明会やサイトをみて、その学校の教師力を見抜くことは、可能です。学校選択の際の参考にしてください。

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