2021首都圏中学入試(11)人気の3段階 進化か揺り戻しか失速かあるいはさらなる飛躍か
★いよいよ日本は恒例の沸騰受験列島に突入です。受験生は偏差値が良いか悪いか論じている暇はないというより、合格できるかできないかが問題だし、進むためには現実を見つめ、進める可能性の高い道の中で、自分の才能を豊かに,かつそれを通して社会的価値を生み出せるところを見つける緊急事態状態の中にいるわけです。
★しかも、今回のパンデミックの中で、予測不能な状態に私たちは直面したのですが、この事態をnew powerで乗り切った学校とそうでない学校がメディアというかSNSによって明らかになりました。受験生も保護者も、Zoomなどで直接情報交換ができるようになり、その接続に門戸を開いている学校は、人気が高くなっています。
★SNSによる口コミが、かつてないほど広がる時代になったわけですが、感染拡大の状況とガバメントの政策との関係をきちんと見定めて、SNSばかりでなく、リアル時空もうまく活用する学校が評判が高くなっています。
★つまり、デジタルワールドとリアルワールドのバランスをとりながらリスクマネジメントができている学習環境をつくったnew powerの学校の評判が高いわけです。
★しかしながら、上記の図のように、new powerの教師が共感的コミュニケーションを学内全体に形成するようになり、かつ持続可能に活動するかどうかは見定めたほうがよいでしょう。
★上記の図のように、new power教師の学内のコミュニケーション広がりを3段階にわけ、今後それぞれの段階をn1.0、n2.0、n3.0と表記しましょう。
★すると、現在n1.0で3年以内にn2.0やn3.0に進める学校と、進めない学校があります。進めなければ、失速します。n2.0に進み、停滞している場合は、そう簡単には崩壊しませんが、停滞が3年以上続くとn1.0に立ち戻り、やがて失速します。
★たとえば、開成や麻布は、n3.0段階になって持続的に発展してきました。開成は今回自ら3%の穴をあけ、7年間かけて海外大学進学のシステムを創っています。それは、残りの97%にも知的刺激を広げるわけです。
★麻布は、とにかく教養と専門領域を深堀します。常に最先端の課題や問題に直面する知的環境を維持しています。生徒の内的な発展はすさまじいでしょう。
★学びに抵抗を感じない生徒が毎年3倍の選抜テストを乗り越えて入ってくるシステムが崩れていないのと、なんといっても在校生の活動ぶりと政財界で大活躍する同窓力の凄まじさがある限り、盤石です。
★もし、ここに進撃できるとしたら、それはハーバード大学級の海外大学に20人進学するnew power学校でしょう。この可能性が濃厚なのが三田国際ですね。
★ともあれ、進撃する必要はないですが、注目を浴びるには、ハーバード大学級の海外大学に10人以上進められたら、口コミ評判は広まるでしょう。ここに近いのが、聖学院、工学院、富士見丘、文化学園大学杉並、かえつ有明です。すでに海外大学に毎年はいっていますから、可能性大でしょう。和洋九段女子は、すでに上記の学校同様n3.0の段階になっているので、海外大学もいずれたくさん輩出されるでしょう。
★洗足、渋谷教育学園グループが注目を浴びているのは、海外大学の実績が安定して高いからでもあります。海城もそうですね。
★これららの学校選択は、偏差値の高低だけの尺度で選ぶ時代ではありません。すなわち、高偏差値+n3.0の両立をしているか、n3.0だけかどちらを選ぶかです。現状受験生の偏差値がそれほど高くない場合は、n3.0の学校や3年以内にそうなる期待値の高い学校ということでしょう。
★現状n1.0から一気呵成にn3.0に向かっているのが、品川翔英ですね。武蔵野大や新渡戸文化はn2.0に進んでいます。
★n1.0の段階の学校はたくさんでてきましたが、n2.0に進める兆しがあるかどうかは、生徒の言語活動を見ればわかります。説明会で教師がしきっていたり、未来の話ばかりしている学校は、生徒中心主義ではないので、要注意です。なぜなら、民法改正によって、2022年に18歳で成年になります。教師と生徒の関係から、世界市民同士の関係になっていないところは、共感的コミュニケーションは生まれていないからです。
★それから、工学院と静岡聖光学院、八雲学園は、n4.0の段階にはいります。これについては、いずれお話ししましょう。
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