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2020年12月18日 (金)

沖縄インターナショナルスクール(OIS)そして聖パウロ学園 PBLを行う真意

★沖縄インターナショナルスクール(OIS)の経営と教育をPBLで貫き通すという知念正人理事長の気概と慧眼なマネジメント力、そして世界平和への高い志に共感しているわけです。同校の先生方とZoom対話をしたのは、前回ご紹介しましたが、これが始まる前に、理事長・校長・事務局長をはじめる経営陣とのZoom対話も行いました。

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★あくまで、一般的な話ですが、理事長がPBLを理解しているということは少ないし、事務局がPBLに理解を示すことなどあまりないでしょう。なぜなら、PBLと生徒募集、大学進学準備教育、カリキュラムマネジメントはバラバラの要素だと思われているし、かりにつながっていると意識されたとしても、それらを実際につなげようとすることなどなかなかありません。

★しかし、OISは違います。経営方針、生徒募集、カリキュラム、大学進学準備教育がつながっています。要するに、経営陣もシステム思考の場としてPBLを捉えていますから、世界の情報・情勢、地政学上の条件、教育の歴史、アジア圏のマーケティングなどをつなげて対話するトレーニングに長けているのです。

★考えてみれば、OISは1条校ではなく、株式立の学校です。当然そうなるわけですね。

★しかし、1条校であっても、そういう理事長はいます。たとえば、聖パウロ学園の高橋博先生も天才的世界視野をもっていますし、PBL推進者です。IBとは違って、自己肯定感が低いとレッテル張りされている高校生にそんなものは剝がしてしまえばよいと、同校の先生方と一丸となってカトリックの真正系譜の教育出動をしています。教育の系譜には、実はもう一つキリスト教の系譜があるのですが、それは、近代教育は、マックス・ウェバーではないですが、すべてキリスト教の系譜に包括されてしまうので、あえて前回は、いれませんでした。これについては、いずれはっきりさせますね。

★ともかく、OISや聖パウロ学園のように、PBLを教育にも経営にも活用している理事会のある学校が増えることが、世界を教育で変えることになるでしょう。

★あらゆる偏差値層で、誰かに貼られた負のレッテルを剥がしまくる生徒がうまれてくる希望の学校がどんどん生まれてくるのがポストコロナ時代です。

★今後、そのようなポストコロナ時代の希望の学校を紹介していきますね。

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