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2020年11月18日 (水)

工学院インパクト(18)高橋一也先生の研修の意味 授業の達人から教師の達人へ

★今、工学院大学附属中学・高等学校(以降「工学院」)では、3年未満の教師の授業研修が行われています。スーパーバイザーは、教育界のノーベル賞であるグローバルティーチャー賞ファイナリストの高橋一也先生。

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★工学院は、PBL型授業を実施していますが、さらなるレベルをあげるために、また新しく工学院で授業を行っている教師のために、授業研修をしています。

★高橋一也先生は、教育学や認知科学、学習理論を研究しているので、アカデミックなレベルのPBL理想型を示します。そして、PBLを学ぶ前に、あるいは学び直す前に、インストラクショニズムの授業デザインから入っています。ざっくりわけると、インストラクショニズムは教師中心主義、コンストラクショニズムを基礎としているPBLは、生徒中心主義です。

★自分をモニタリングする方法、生徒のニーズを知る方法、適切な授業目標を立てる方法などを順序だてて研修してきました。そして、最終的にはどんな問いをたてるかあるいは投げるか。

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★高橋先生自身は、独創的な授業を実施しています。だからこそ、グローバルティーチャー賞ファイナリストなのです。

★ただ、グローバルティーチャー賞は、授業の達人なだけでは、獲得できません。生徒1人ひとりの才能やなんといっても苦境を自ら解決していける能力を開花し、その才能によって世界の痛みを善なる方向に変える力を生み出す教師の達人でなければなりません。

★高橋先生は、工学院の先生に、授業の達人からこのようなビジョンとミッションと実行力ある教師の達人になってもらうべく研修をしているのでしょう。

★独創性が生まれるには、セオリーを学び、我流で進んでいくとやがてぶつかる壁を乗り越える技術を身につける必要があります。インストラクションとコンストラクションの分断ではなく、両方を往来できる学びのデザイン技術の社会実装を生徒とシェアできる超越者としての教師。

★そんなスーパーティーチャーが工学院からたくさん生まれるのです。

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