新しい教育社会(25)ドーナツを穴だけ残して食べる方法で、新しい教育にシフトする。
★石川一郎先生と神崎史彦先生のfacebook上のやりとりにちょこっと参加したら、なんと新たなアイデアが顕れてきました。しかも、3人ともそれに共感。タキソノミーを演繹的(デダクション)論理で適用する方法ともしもその演繹の前提がなかったらとアブダクション的論理で問題を明らかにする方法とミメーシス的な論理で変換する方法がぶつかったとき、新しい関係が見つかったのです。
★学校の大問題をドーナツを穴だけ残して食べる方法で解決し、新しい教育にシフトすることが可能なのだと。
★学校の様々な問題は、その問題が生まれざるを得ない大問題というパラダイムがあります。
★大問題というとなんとか解決できそうな感覚なのですが、戦後憲法が変わったにもかかわらず、教育のパラダイムは変わっていません。
★教育制度の枠組みである、つまりパラダイムを切り崩すことは、ほとんどドン・キホーテさながらです。
★さて、どうするのか?
★そもそも、ブルームのタキソノミーは、日本の教育のパラダイムには収まり切れないのです。
★ところが、そのパラダイムには3%の穴が用意されています。
★それと、AIの領域は、日本のパラダイムも受容しなければ、そのパラダイムそのものが持ちません。
★文科省と経産省は、その3%の穴に期待をしています。
★財務省は、パラダイムそのものを大事にしています。
★今回は、そのパラダイムをドーナツの穴とするのか、3%の穴をドーナツの穴とするのか。
★その両方はもしかしたら結局は同じ穴?
★文科省、経産省は動いていますが、財務省は動いていません。それゆえ、3%の穴を文科省、経産省は突破できません。そこに財源を配分してもらえないからです。全集中の呼吸(笑)をどこに注ぐか?
★たぶん、財務省にでしょうか?。つづきは、今週金曜日、GLICC Weekly EDUで!
| 固定リンク
« 和洋九段女子×かえつ有明 コラボセッション(01)共感的コミュニケーションのマインド空間 | トップページ | ポストコロナの大学入試問題(11)総合型選抜や推薦入試では偏差値より価値志向性の影響大か?高校のありかたが大事。それゆえ、聖学院の新コース。 »
「創造的才能」カテゴリの記事
- 2026中学入試準備(10)富士見丘の突出型グローバル教育 チームワークと自分の言葉としての英語へ(2025.02.15)
- 2026中学入試準備(08)MiddleからCreativeへ ようやく(2025.02.13)
- 2025年中学入試動向(13)和洋九段女子 生徒の才能が豊かになる生成AIの使い方勉強会はじまる(2024.11.24)
- 聖学院の教育宇宙(3)すべての教育活動をつなぐ存在としての授業があった <奇跡の男子校>(2024.11.23)
- 聖学院の教育宇宙(2)すべての教育活動をつなぐものが生まれる仕組み化(2024.11.22)
「創造的対話」カテゴリの記事
- 2026中学入試準備(13)東京私立中高の理数教育の教科横断性 実に深い(2025.02.17)
- 2026中学入試準備(07)東京都 本来の人間とは何かをどうとらえるか議論が進み始めている(2025.02.12)
- 2025年中学入試動向(15)日大豊山女子 新タイプ入試60%占める ルーブリックも公開(2024.11.25)
- 2025年中学入試動向(13)和洋九段女子 生徒の才能が豊かになる生成AIの使い方勉強会はじまる(2024.11.24)
- 聖学院の教育宇宙(3)すべての教育活動をつなぐ存在としての授業があった <奇跡の男子校>(2024.11.23)
「創造的破壊」カテゴリの記事
- 本田由紀教授の短いメッセージにも日本の根本問題を暴く(2024.10.29)
- 日経ビジネス 禅と哲学 駒沢学園女子の教育がグローバルなわけ(2024.10.22)
- 2027年に向けて動く世界と私立中高一貫校(了)2050年以降の社会は、だれもが創造的才能者になる(2024.10.01)
- 2027年に向けて動く世界と私立中高一貫校(7)2050年以降の社会を創出する創造的才能者を生み出す教育(2024.10.01)
- 2027年に向けて動く世界と私立中高一貫校(6)いわゆる高偏差値学校の教育と筑駒湘白型教科教育(2024.10.01)
「入試市場」カテゴリの記事
- イエール大学と音楽国際交流(6)リハーサルのクライマックス(2024.06.04)
- 私学の教育を支える私学財団(2024.05.30)
- 私立学校の教育は経営システム基盤と経営コミュニケーションがレバレッジポイント 事務長の人間力が凄い(2023.10.06)
- 2023年夏の「私学経営研究会 教頭部会」 21世紀型教育と生成AIとリーガルマインド(2023.07.27)
- 東京私学教育研究所情報(05)私学経営研究会(理事長・校長部会)第1回委員会開催(2023.04.23)
最近のコメント