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2020年11月17日 (火)

才能力の時代(01)品川翔英高校志望者数激増!その理由。

★品川翔英高等学校の志望者数が激増しています。柴田校長によると、「高校募集の来校者11月月間目標600組のところが11月13日時点で1300組に迫る勢いで、今年に入って学内は3度めの変化のウネリが起こっています」ということです。

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(品川翔英になって初の生徒会が発足、新たな歴史が生まれています)

★1つ目は、校名変更・共学化で生徒募集が増え、2つ目はパンデミックでオンライン授業へチャレンジしました。柴田校長は、昨年の9月に副校長として就任し、じっくり地に足ついた改革を練っていました。そのときお会いした時、同校の先生方の潜在的資質が実にいい。この潜在的可能性をいかにパワフルな実現力へ転化できるかなのだけれどと、ぼそっと語っていたのを思い出します。

★丁寧なコミュニケーションはたしかにできるが、まだまだパワフルでないんだよねと。

★どういうことかというと、つい昨年度まで、少人数の学園だったので、先生方の丁寧さは限定的なもので十分対応できたのです。

★しかし、今春倍増以上生徒が増えたので、今まで対応してこなかった新たな生徒のニーズが生まれます。急にコミュニケーションが複雑になるわけです。そこにパンデミックです。オンライン授業なんて、同校の先生方のみならず世の中未知との遭遇です。

★これを乗り切るには、学内のコミュニケーションはフル回転し、今まで以上の人数の生徒、しかも男子のニーズにも対応しなければなりません。

★生徒1人ひとりの才能を見出すためのコミュニケーションは今まで以上に複眼的多角的になります。しかもオンラインによってテクノロジーを活用せざるを得ない事態に直面したのです。

★学内のコミュニケーションによる共有活動の速度と量が一気に増えたのです。

★複雑な人間関係を豊かに効果的に形成するために、先生方のマインドが急激に変容していったわけです。

★一方で、PBLで1人ひとり才能を開花する必要があるのです。コミュニケーションと学際知と専門知のすべてが必要になります。

★人間力と学力の両方を豊かにし伸長させる必要があります。しかも、生徒たちのニーズは、「生徒第一主義」です。

★品川翔英になって初の生徒会が発足したばかりですが、新生徒会長は「生徒第一主義」をモットーに、私たちが自分たちの学校の歴史をつくっていくのだと燃えています。

★歴史は時間が過ぎれば堆積するわけではないのです。自分たちの独創的な才能が独自の文化を生み出していくのです。

★先生方は、今まで出会ったことがない生徒の才能を伸ばすPBLを工夫しなくてはならないし、一方で専門知を深め、生徒の探究心をマインドセットしなくてはなりません。

★それが、さらに生徒が倍増するというのが第三の波なのです。コミュニケーション力はもはや才能力に大きく転換しなければ、アクロバティックに乗り切れないでしょう。

★つい先日まで対応できていた自分たちのパワーでは、はやくも足りなくなってしまっているのです。覚醒、覚醒、そして覚醒!。柴田校長は、励まし、見守り、手綱を緩めません。

★観音様だと思ったら、不動王明王になります。そうかと思えば、阿修羅のごとく険しい道を進みます。その姿に生徒会がついていきます。先生方も動きます。すべては生徒第一主義のために。

★私もときどき立ち寄りますが、行くたびにパッション、テンションが燃えています。とても生き生きした雰囲気です。

★この雰囲気が多くの受験生を魅了するのでしょう。一年間で、先生方は3度めの脱皮を果たそうとしています。脱皮するたびに、先生方は美しい姿になるのでしょう。魅力が輝き続けるはずです。

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