Zoom体験がもたらしたコト(03)メタメタ対話への気づきの道
★小林光一先生が主宰の<Self Design Dialog>に参加させていただきました。本日開催、よかったら20時から参加しませんか?とメッセンジャーが響いたので、もちろん!と。とはいえ、その日時でなければ、空いていないかったわけですから、運命です。
★艱難辛苦を乗り越えて、煩悩具足の凡夫の境地に達した多様な舞台で活躍している老若男女とZ世代がZoom体験する場です。Z世代は、自分のキャリアデザインと先輩方の人生を対照しながら、こんな人が世の中では細々生きながらえているのかあ(私です^^;)とか、まだ見ぬ世界と見たこともない熟達したスキルで世界を駆け巡ってきたなんてと憧れたりするわけです。
★先輩との対話を3セッション行ったあとで、Z世代どうしでリフレクションです。このレフレクション対話で、情報交換以上に情熱の交換になるわけですね。
★先輩方もリフレクションします。
★そんなすてきな対話のあと、小林先生から感情と対話についてのメッセージがメッセンジャーで鳴り響いていたので、昨夜から夜中にかけてこれまたZoom対話をしました。
【現代化リベラルアーツ】
★人間は対話する動物です。対話というつながりがなければ、呼吸ができなくなります。でも、その対話もそう簡単ではなく、思い通りにいかないですよねと。だからこそ対話するわけでと、いろいろな話になりました。
★おそらく「思い通りにかない」という小さな壁と世界の痛みの構造は意外と同じなのかもしれないなあと小林先生の話に耳を傾けながら感じました。
★「思い通りにいかない」にもかかわらず、対話に挑む。そこに感情があふれないわけにはいかないのです。
★なるほど、ピーター・センゲの仲間たちが共編集した「学習する組織のフィールドブック」にあるように、対話がメタ対話(metalogue)に進化する過程をZoom体験は、見える化しているなあと気づきました。
★そして、なぜ小林先生が、自身の目と耳で出会った大人とZ世代の一期一会体験を仕掛けるかも薄っすらわかりました。大人もZ世代も自分の関心領域でメタ対話をすることはできるように進化するのですが、互いに違う関心領域を往来して、共通するメタ対話をする体験を、私たちはふだんしないんですね。そうしなければ、本来は幸せな人間存在や社会が生成されないのかもしれません。
★それを小林先生は仕掛けているのだと思いました。そして、そのメタ対話をメタ対話するというメタメタ対話が何であるのかは、まだ小林先生の頭の中にあります。私は、私なりに、【現代化リベラルアーツ】のイメージが深まりました。以前ご紹介した図の真ん中にある対話の中に、CとAとSの三つの作用を顕在化する図にしました。
★このSomethingは、それぞれに違うでしょう。そこをメタメタ対話できるといいのですが、まだまだ滅茶苦茶対話(汗)から始めなければならないかもしれませんね。
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