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2020年11月11日 (水)

ポストコロナの大学入試問題(11)総合型選抜や推薦入試では偏差値より価値志向性の影響大か?高校のありかたが大事。それゆえ、聖学院の新コース。

★11月に入って、ホンマノオト21のアクセス数1位の記事は「ポストコロナの大学入試問題(05)2021年以降の小論文の当然のテーマは「シノプティコン」。しかし難しい。それに真摯に対応できる高校は?SEIGのGIC。」です。コロナ禍によって、小論文のテーマがパラダイム転換することについて書き、それにいちはやく対応できる場は、聖学院の来年新設されるGICというコースだというエッセイです。

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★気になったので、調べてみました。すると、アップされた日から昨日までのアクセス累積数でもトップなのです。このようなニーズが現状あるということでしょう。

★総合型選抜や推薦入試は、大学の価値志向性と生徒の才能や価値意識のマッチングゲームです。偏差値よりもValueの共感性がものをいいます。この価値志向性をメタ分析できる思考力を養うキャリアデザインを実施しているところは現状少ないですね。公立学校だと、学校と家庭の色に影響されます。私立学校だと建学の精神に影響を受けます。そんなこともあって、検索する人がいるわけですね。

★人間は「煩悩具足の凡夫」です。アンビバレンツに悩むハムレット、戦後懺悔道の哲学を歩む田辺元、この言葉を説いた悪人正機説の親鸞自身そうだったでしょう。しかしながら、この考え、つまり生まれながらのトラウマに拘束されていた自己から解放されることが重要なのだという新しい価値観が生まれています。「毀滅の刃」のムーブメントもまさにそこでしょう。それは、多様なそれぞれの価値志向性をモニタリングできるMetaValueCreation=MVCです。モニタリングすると互いに新しい価値を共創造できるビジョンが映し出されます。

★大学もあくまで私の独断と偏見のイメージ、つまり私なりのMVCなのですが、上記のような図にカテゴライズされると思っています。あくまで仮説ですが、このように大学の価値志向を認識し、自分の価値志向に気づき、同じであってもよいし、違ってもよいのですが、ケミストリーを起こせるかというマッチング、つまりMVCができるかということが今後重視されてきます。

★ですから、この記事が、アップされてから昨日までのアクセス数累積でトップだと気づいたとき、はたと時代はやってきたと。特にこのニーズは高校です。中高一貫だと価値志向性が固定されます。高校からスタートするコースや高校だけの学校は、MVCが作動しやすいのです。

★返済重視だったりそれがゆえに一般ペーパー入試優勢の時は。中高一貫校が優位だったのです。それはこれからも変わりませんが、時代の変化に対応するには、高校コースや高校だけの学校が俊敏に動けるでしょう。

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