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2020年11月16日 (月)

新しい教育社会(30)<RCEP>新しい理想の到来か?現代化リベラルアーツ急務。

★日本経済新聞(2020/11/15 19:00)「アジアに巨大経済圏 RCEP、日中韓など15カ国署名」によると、「アジアに世界貿易額の3割を占める経済圏が誕生する。日本など15カ国は15日、東アジアの地域的な包括的経済連携(RCEP)協定に署名。世界最大級の自由貿易協定(FTA)として早期発効をめざす。自由化に消極的だった中国が初の大型FTAに参加する一方、米国や欧州は国内の混乱で足踏みする。アジア主導で世界の通商戦略が変わる可能性がある」ということです。

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★RCEPの動きは、21世紀型教育機構設立の動きとシンクロしています。同機構は、IBのエッセンスには学びながらも、東洋思想が排除されているところを見抜き、独自のグローバル教育を行い、海外との交流を行ってきましたが、東南アジアと環太平洋圏との交流が多くを占めています。

★すでに明治以降岡倉天心は「東洋は1つ」で始まるあまりに有名な「東洋の理想」を書いて、西洋からの近代文明に右顧左眄せず、東洋の美学及び世界宗教の優れたところを自覚せよと提唱しました。それがナショナリズムやファシズムに利用されることもあったのですが、今も価値ある部分があります。

★その価値を、シリコンバレーはマインドフルネスに置き換えて注目しています。

★いずれにしても、欧州、英米、アジアという対等の経済圏ができることはまずはいいことです。

★あとは分断しないで、世界市民として一つの地球人社会を創りたいものです。そしてそれを可能にするのが、東洋的アイデアも含む現代化リベラルアーツへのパラダイム転換です。

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