ノートルダム学院小学校のPBL授業のリサーチ&ワークショップ(補説)
★そうそう、秋田先生の授業における「読解」の位置づけですが、U理論とGRITを掛け合わせるとこんな図になると思います。
★こうしてみると、今までの日本の教育は、与えられた文章のどこに何が書いてあるかを理解し、その背景にある作者の想いの一部を推理することはできても、生徒がそこからもっと深いかけがえのないものを探究していく深さと広がりをもとめる道を歩むことを授業で展開してこなかったことを反省させられます。今回のリサーチ&ワークショップは、秋田先生の授業の意義や価値が、そこを乗り越える一つの道であることを示唆しています。
★秋田先生をはじめ、ノートルダム学院小学校の先生方のチャレンジが、生徒の未来のみならず、日本の未来にも光を照らすことになるでしょう。マリアテレジア・ゲルハルディンガーが、ドイツで、アメリカで、日本で、アジアで、子供たちが壁に囲まれ、突破できない困難な状況にいる時、いっしょにそこから脱する道を歩んだように。その道は、教育というエネルギーで開いてきたし、今後も拓いていくでしょう。
| 固定リンク
« ノートルダム学院小学校のPBL授業のリサーチ&ワークショップ(了) | トップページ | 2021首都圏中学入試(03)中学入試における偏差値の意味を相対化して3%の穴をすべての生徒と共有しよう。 »
「創造的才能」カテゴリの記事
- 2024年中学入試(01)國學院久我山中 理科の入試問題 骨太に進化(2023.12.01)
- どうする東京の私立学校2024(2023.12.01)
- なぜ八雲学園か!英語でミュージカルまでやってのける。(2023.11.29)
- 【速報】学校法人順天学園 学校法人北里研究所と法⼈合併に向けて協議を開始(2023.11.29)
- 【研究所ブログ第6回】教科の授業と探究の接点(2023.11.27)
「創造的対話」カテゴリの記事
- どうする東京の私立学校2024(2023.12.01)
- なぜ八雲学園か!英語でミュージカルまでやってのける。(2023.11.29)
- 【速報】学校法人順天学園 学校法人北里研究所と法⼈合併に向けて協議を開始(2023.11.29)
- 【研究所ブログ第6回】教科の授業と探究の接点(2023.11.27)
- 国立大学「地域枠」6割に 都市の生活社会をどうするかも当然重要(2023.11.27)
「創造的破壊」カテゴリの記事
- どうする東京の私立学校2024(2023.12.01)
- 【研究所ブログ第6回】教科の授業と探究の接点(2023.11.27)
- 国立大学「地域枠」6割に 都市の生活社会をどうするかも当然重要(2023.11.27)
- 2025年以降は、教育力を「外生的技術進歩」と「内生的技術進歩」と「哲学シンキングなど」の3つのスコープで学校選択ができるようになる(2023.11.24)
- 羽田国際② 人口減の未来に外生的技術進歩と内生的技術進歩を統合する人材輩出に期待(2023.11.23)
「入試市場」カテゴリの記事
- 私立学校の教育は経営システム基盤と経営コミュニケーションがレバレッジポイント 事務長の人間力が凄い(2023.10.06)
- 2023年夏の「私学経営研究会 教頭部会」 21世紀型教育と生成AIとリーガルマインド(2023.07.27)
- 東京私学教育研究所情報(05)私学経営研究会(理事長・校長部会)第1回委員会開催(2023.04.23)
- 2024年中学入試の行方(08)子供たちの未来を遅らせる言葉の数々に惑わされないで前進する私学(2023.02.21)
- ドネラ・プロジェクト(21)「主体的」の意味のアップデート キェルケゴールとウィトゲンシュタインとデューイを超えて(2022.12.21)
「PBL」カテゴリの記事
- どうする東京の私立学校2024(2023.12.01)
- なぜ八雲学園か!英語でミュージカルまでやってのける。(2023.11.29)
- 【速報】学校法人順天学園 学校法人北里研究所と法⼈合併に向けて協議を開始(2023.11.29)
- 東京家政大学附属女子中学校・高等学校 KASEIからSEKAIへ グローバルとICTと愛情(2023.11.28)
- 【研究所ブログ第6回】教科の授業と探究の接点(2023.11.27)
最近のコメント