GLICC Weekly Edu Youtube限定公開配信 入試文化から世界を見る・観る・診る・魅る(01)はじまりました。20%は本音オピニオンです。
★GLICC主宰鈴木裕之さんとYoutubeでポストコロナ時代の教育についてトーク配信始めました。今のところGLICCスタッフの手作りスタジオなので、限定公開で、ひそっとやってます。
★それにしても、鈴木さんの俊敏力というのはすさまじく、先週の金曜日に対話しているうちに、言いたいことは公開しようということになりました。二人ともブログで発信していますが、その背景や本音のオピニオンは文章では誤解をまねくこともあり、寸止めなので、そこをもう少し広く共有していこうと。
★まあ、年内にやることになるのかと油断していたら、機材を買い込んで設定したから、さあやりましょうと。私のような口先だけでのアイデアではなく、実行力あるアイデアの持ち主が鈴木さんです。教育界の元祖起業家だけでのことはあります。
★さて、小学校入試、中学入試、高校入試、大学入試という日本社会の入試文化を斬るという文化人類学的社会学的法哲学的心理学的などなど文化論といのがこのチャンネルの特色になると思います。そして、その入試文化の日本の情況と世界の情況をクロスさせながら語り、情況だけではなく、オピニオンも語っていきます。最初のうちは、静かにオピニオンは20%くらいです。
★オピニオンはどういいう感じででてくるのかと?たとえば中学入試の情況についてダイレクトに学校選択や合格のための学び方を話すのが80%になりますが、インダイレクトにそこからみえる(見える・観える・診える・魅える)ことを語る時20%オピニオンになります。本音ということですね。
★今回は、パンデミックによってクローズアップされた「Emotinal, Physical, Social」とそこをかき乱す「fake news」がもたらす世界同時的(グローバル・シンクロシニティ)痛みを中学入試の準備で解消するサバイブスキルを身につけることができるというオピニオンを海城と開成の国語の物語の入試問題を通して語りました。ダイレクトな合格の学び方として、思考コードでB2思考を身につければよいこと、そのためには思考スキルを3つくらい組み合わせる話をしましたが、インダイレクトには 、聖学院のような思考力入試という新タイプ入試では、従来の成長物語と違う心理学的な自己変容の局面を生徒と一緒に考えていくことになるだろうとC軸思考の実装の重要性を述べました。
★文章で書くと小難しいし抽象的なのですが、Youtubeで鈴木さんとウダウダ対話しているとわかりやすくできるなあと感じています。
★今春は、海城と開成とそのほかの学校でも、朝比奈あすかさんの小説が使われています。今後も活用されるので、読まれるとよいと思います。そのとき心理学的なアプローチと社会学的なアプローチで読むと、ダイレクトな受験勉強からインダイレクトな豊かな生き方をつくっていくサバイブスキルを身につけていくことができます。
★この多様なアプローチをする学び方は、IB(国際バカロレア)では、当たり前です。GLICCでは鈴木さんも私もこの学びについてはリサーチをして、実際に活用しています。特に鈴木さんはIBジャパニーズなどのアドバイザーでもあるので、当然です。
★そんな学び方の世界標準への視野が広がったところで、我らが盟友アレックス・ダッツン先生の英語で哲学授業の話がでました。鈴木さんが座長を務めている21世紀型教育機構で、英語で哲学対話をするオンラインセミナーをアレックス先生が行ってくれています。この模様は21世紀型教育機構サイトで動画になって公開されています。実に頼もしいZ世代が同機構の同士校から育っています。
★イエール大学の助教授で起業家の成田悠輔さんが、日経の「やさしい経済学」で、「学歴に意味はない」という挑発的論考を書いていますが、全くそのとおりです。偏差値に関係なく、このような学びの環境をつくっている学校からクリエイティブクラスが誕生しているわけです。
★IBのプログラムを、すべての学校が行うことはできません。そこで、機構は、それに代わるプログラムを世界のネットワークと連携しながら独自に創っていくことを証明しようとしたのです。そしてその通りになりました。いやそれ以上になりました。
★私も水都国際の太田教頭や沖縄国際学院の知念理事長や同校の先生方とZoomで対話をしながら自分のスキルアップをさせていただいています。太田先生も知念先生も、DP段階になると、全員がそのコースに進めませんから、そこへの学びの環境デザインを創意工夫しています。そこでDPに相当するあるいはそれ以上と意欲を燃やしていますが、そのような学びを設定しなければ、中学から進んできて、DP以外のコースに進む生徒は困ります。
★そこの部分では私の考え方や学習理論は役に立っているのかもしれません。対話が続いているというのはそういうことでしょう。
★ともあれ、1時間はあっという間に過ぎました。次回は、そのようなポストコロナ時代に対応できる学びの環境を設定できる私学はどこかをテーマにしながら、学校選択の視点を鈴木さんと明らかにしていきたいと思います。
★もうしばらくしたら、ゲストを招くと鈴木さんは考えています。
★めちゃくちゃラフでフラットなウダウダトークセッションです。いずれみなさまと共に!よろしくお願いいたします。
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