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2020年10月11日 (日)

工学院インパクト(14)教務主任田中歩先生の生徒とつくる未来シナリオ

★工学院の教務主任田中歩先生は、長男が寝るのを見届けて、Zoomに現れました。就寝前の娘さんもおやすみと顔を出してくれました。保育園の友達関係の話や、弟が保育園に通うようになったら、自分もお迎えに行くんだという話も聞かせてくれました。田中先生の目じりはさがりっぱなしでした。

★歩先生の教育の原点「生徒ファースト」は、ここにあるなあと感じながら、22時ごろから対話が始まり、いつものように午前1時を回ってしまいました。お疲れのところ、ありがとうございました。

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★例によって、特にテーマがあるわけではなく、現状感じていることの情報交換の中で、話は拡散していきます。その中で、深堀りする話題がでてきます。

★たとえば、18歳成年の話とカリキュラムのアップデート、総合型選抜、探究論文、生徒の活動などをいかに有機的に結びつけて密度を高めるかなど、具体的な結び付け方についてどんなことを実践しているか、どう改善していくか、どんなビジョンがあるのか、かなりプラグマティックな話になっていきました。

★歩先生の話は、いまここで生徒がどう感じているかどこまで成長しているか、どう未来を開いて欲しいかから立ち上がります。一方で、2060年に何が起こるか予測不能ではあるけれども、今国や自治体、企業などの団体が想定して動いている情報やデータを収集し、そこから生徒自身のオリジナリティが生まれてくる環境をどう作るかといういまここでの共時間と共未来時間を往復して話していきます。

★要するに、すでに誰かが想定した未来を歩くというよりは、どのような未来を多くの人が想定しているのかをリサーチしたうえで、それらの選択肢から未来を選ぶのか、自分で創っていくのかをいっしょに考えていく環境を創りたいと。

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★工学院の新しい教育へのチャンレンジは、かなり突き抜けてしまっています。学内では、それが当たり前になっているので、今となっては、その価値の重要性に気づいていない先生方かもしれません。

★そこに先生方が気づいて、その価値を収斂して、質を増大させるには、ICTを活用して価値を見える化することだと。世の中のいろいろな動きに目移りしないで、いまここで質を高める。それはグローバル教育とICT教育をいかにコインの表と裏の関係にするかであり、それをつなぐのはPBLと思考コードだと。

★ICTをPBL授業のサポートツールだけではなく、価値を共有するメタツールとして活用するにはいかにしたら可能か。世界標準の創造的思考とプラグマティックな発想と生徒ファーストの愛の結合体を生徒といっしょに創っていくのだという気概を共有させていただきました。ありがとうございました。

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