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2020年10月10日 (土)

新しい教育社会(04)総合型選抜が知の循環を生み出す端緒かも。

★昨日、リアル神崎先生と少し対話ができました。時間がなかったので、今度Zoomでとなりましたが、今総合型選抜の頂上決戦の最中なので、生徒のいまここでの挑戦と未来のゴールのビジョンが互いにパッと共有できました。ですから、ものすごい刺激的でした。

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★神崎先生は読書家でもありますから、いや文献リサーチャーでもありますから、ドネラ・メドウズのシステム思考の本もすぐに共有できます。私にとって本はデータ情報です。こんな貴重で大量の情報が安価に手に入れられるのは、個人商店で資金がない私にとってはありがたいのです。

★ですから、あの本のシステム思考のループ図2枚で社会課題を全部解決するヒントがあるよね、そうそう、あれですよねと瞬時にコミュニケーションがとれるのは、知の竜巻を生み出すことができてハッピーです。

★コミュニケーションも交換ですが、その共訳可能性は「知」です。経済社会では、今のところ交換システムの共訳可能性は貨幣です。これがポストコロナ時代に、知>貨幣という組み合わせに移行するわけですね。

★すると教育と経済の組み合わせも変わります。

★そんなことを、パンデミック前に、アスタミューゼ 株式会社テクノロジー インテリジェンス 部 部長・薬学 博士 川口伸明さんが、「2060 未来創造の白地図 ~人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる」ですでに書いているのですから、自分のアイデアは、まったくありふれているなあと落胆していたところ、久々の神崎先生との対話で、俄然元気がでてきました。

★川口さんの本は、当然ですが、アスタミューゼの成果発表も兼ねていますから、少し距離をとって読む必要があるかもしれませんが、痛快丸かじりです。

★とある日から「はじめに」がスタートします。こんな感じです。

<私の朝は、生体情報のスキャンから始まる。睡眠中の脳波や心電図、体温変化、体動(寝がえり)などのセンサーデータが解析されて、その日の体調にあった朝食がフードコンピューティングにより提供される。腸内細菌や脳の働き、ホルモンバランスまでコンピューターが計算して、食事の内容を最適化してくれる。ゲル化された加工食材を組み合わせて、5Dフードプリンターで好きな形に出力することもできる。

川口 伸明. 2060 未来創造の白地図 ~人類史上最高にエキサイティングな冒険が始まる (Kindle の位置No.78-82). 株式会社技術評論社. Kindle 版. >

★あるあるですが、もっとはやくこうなってくれれば、パンデミックの対応も違っていたでしょう。

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★川口さんの本とドネラ・メドウズさんの本とユバル・ノア・ハラリさんの新刊本とサンデル教授の新刊本(まだ邦訳がないので、deepL翻訳で読んでます)と神崎先生の対話を重ねると、私の中に上記のような知の運動が身体全体に広がり元気になります。

★これはもしかしたらクリエイティブクラスの方々と同じ知の運動かもしれません。神崎先生も、嫌かもしれないけれど、こんな感じで私と共鳴共振共感した瞬間があったかもしれません。

★ギリシア語で「アルケー」は根源という意味や始りという意味があるそうです。プリンキピアという言葉ともシンクロする使い方がされてきたとか。wikipedia情報ですが。

★いずれにしても、総合型選抜や帰国生入試、中学入試などで対話し続けている生徒は、年齢にかかわりなく、上記のような広がりと深堀の知の循環を互いにつなげていけるかが大切だということは経験上了解しています。

★この知の循環の輪が広まることがハピネスブリッジ(山本崇雄先生の言葉)を創ることだと信じたいなあと。ダイアローグというのは遠くギリシア時代からあるわけで、地政学的には、当時はそこはアジアです。ダイアローグは欧米の専売特許ではなそそうです。

★それゆえ、HTHもガーデニングだというのでしょう。GAFAがマインドフルネスを重要だと思うのでしょう。

★経済社会をダイアローグベースの知の循環に置き換える時代がやってきたのかもしれません。経済か命かのせめぎ合いが根底にずっとある様々な社会解題を解き放つ時代の到来ではないかと。

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