新しい教育社会(06)桐朋女子「ザ・グレート・リセット」時代に活躍する人材を輩出
★桐朋女子の広報部長の吉川先生から、数年前のリーフレットを頂きました。江田 麻季子さん(世界経済フォーラム 日本代表)がインテル株式会社の社長時代、当時の千葉裕子校長と対談している記事が掲載されていました。お二人とも、インテルの初の女性社長、桐朋女子の初の女性校長として、女性の社会進出が遅れている日本社会において、希望の語りだったと思います。
★そして、今江田麻季子さんは、世界経済フォーラム日本代表です。ダボス会議の動きを日本の政財界と共有していく重要な役割を担っています。今回のダボス会議は、本ブログで幾度も述べていますが、「ザ・グレート・リセット」がテーマです。欲望資本主義をリセットし、健全な資本主義に変容させようというウネリをつくっています。
★江田さんは、マーケティングやブランド戦略のプロですが、桐朋女子→早稲田→米国の大学院で社会学を学んでいます。社会の構造を分析して、矛盾を見出し、それを資本主義の条件の中で解決していく見識を持っているはずです。
★社会学は、いろいろ派もあるでしょうが、コミュニケーションと社会の構造の再構築をするアプローチができる学問です。桐朋女子で好奇心を育み、尊敬するといえどもその人に盲従することはないアイデンティティをもって育ったということです。またそのコミュニケーションもオープンで素直に謙虚にダイレクトに話すというエスノメソドロジー的社会学のアプローチも桐朋女子時代に潜在的にカタチづくられたのでしょう。
★そのマインドと思考の視点が、大学、大学院、企業、そして世界経済フォーラムで限りなく生かされています。
★千葉先生にしても江田麻季子さんにしても、それぞれユニークですが、桐朋女子OGとして、好奇心、独自のアイデンティティ、オープン&ダイレクトコミュニケーションというマインドは共有しています。
★お二人に続くOGがどんどん増えていく。つまり、健全な資本主義経済社会を形成していく才能者が実力を発揮していくことでしょう。オープン&ダイレクトコミュニケーションは、多様なネットワークとコラボレーションも拡張しますから、今後の社会の変容はポジティブな未来へ向かう希望がみえてくるのではにでしょうか。
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