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2020年9月29日 (火)

アサンプション国際小学校(01)世界に誇れる小学校 対話の竜巻が生まれる学校

★アサンプション国際小学校の先生方とのZoom対話は柔らかいし広がりがあるし子供という人間存在の魂を大切にする心が伝わってきます。私の年齢の半分以下の若い先生方が自分たちで授業リサーチをして、リフレクションミーティングをして笑顔で問いを私になげかけてくれます。

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★毎回2チームずつ対話に参加。最初は阿弥先生率いるPBL研修部の先生方と小さく始めたのですが、今では学内全体に広がっています。PBL研修部の先生方とPBLリフレクションシステムを共有して、このシステムに少しずつ先生方が参加する予定だったのですが、このシステムのファシリテーターを一挙に生み出し、そのファシリテーターごとにチームを組んでいるのです。

★ファシリテーターが若手の先生方ということもあり、フラットなチームワークが出来上がっています。

★ですから、コミュニケーションの雰囲気が柔らかく、また私のような年寄の言うことも寛容に受け入れてくれますから、対話は竜巻になって広がっていきます。

★だいたい私の話は難しいと言われて嫌煙されるのですが、懐の深い先生方は、忍耐強く聴いてくれます。そしてよくわかりますよと逆に励ましてくれます。高齢者を大切にしてくれ、ありがとうございます。

★算数と音楽の授業についてリフレクションしたのですが、先ほども言いましたが、すでにリフレクションしたあとのリフレクションですから、質問も絞られていて、上質です。

★ですから、先生方の話は学びと遊びの話ですねと置き換えてもすっと受け入れられます。また算数の小数の割り算であまりが出る計算の授業は、中高ではどこにつながっていくのだろう。面積はと問うと、「無限」や「微積分」につながるという認識も持ちえます。

★そして、小学校では、無限や微積分をもちろん教えるのではなく、いろいろな解き方を身の回りのもので生徒自身が気づいていく豊かな環境を創っていくことが大切なのだという話も盛り上がりました。久保田先生は、その環境は学びと遊びのバランスだねと。

★リボンを切ったり貼ったりする手作業は、Jamボードで再現した時、結局は関数方程式になっているじゃんということになったり、気づきも多かったですね。

★井上先生の音楽の授業も同じでした。楽曲のアナリーゼを言葉のみならず身体感覚で感じるようなプログラムの話に広がり、実はそれは言葉って何だろうにつなげられるという話にもなりました。井上先生は音楽と国語を教えているので、そこの理解とイマジネーションが一瞬に結びつき広がっていました。

★ウーンと一瞬思索の世界に入り込んだり、あっと気づいたときに笑顔があふれる対話になってり、すてきでした。Zoomでもそんな気持ちのやり取りができるというのは、やはり先生方の情熱がオンラインを超えるほどパワフルだということでしょう。

★学校はやはり教師同士のチームプレイの質にかかっているなあと。

★そうそう、それに、アサンプション国際はネイティブスピーカーの教師が10人くらいいます。そのチームに岡市先生が入り込み日本人教師とのブリッジをしているわけですが、同校のネイティブスピーカーの先生方は筋金入りのPBL実践家です。大いに交流して学ぶ機会を設けたいと。

★阿弥先生も私たちはは最高の財産に恵まれていたのですね。どんどんやりましょうと。

★いよいよ世界に誇れる小学校になってきました。

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