« 新しい学校の条件(04)聖学院 数学的思考ベースの社会解題解決 | トップページ | 2021年変わる中学入試(10)保護者の見方・考え方が大きく変わっている実感 »

2020年9月28日 (月)

ミッションプロジェクト(01)聖ドミニコ修道会の小さな教会から内なる光を照らす

★大学生の頃出会った聖ドミニコ修道会のアリバス神父。40年以上前の話です。その後、3回ほどお会いし、今回で4度目です。そのあまり会わない間に、アリバス神父は、西宮エリアの甲陽園の近くの丘に修道院を建設し、30人ぐらいの信徒が入れる聖堂を建設していました。その事業は30年前に始まったといいます。今回訪れて、ミサに預かりましたが、私と同じようにみな高齢者でした。お孫さんを連れてきている方もいましたが(笑み)。

Dsc03379

★ミサが終了した後に、ロビーで立ち話です。これはいつものことで、カトリック教会では、大切な対話の時間です。アリバス神父は特にこの時間を大切にしています。それぞれに、思い思いの話をするだけです。気を遣うこともありません。いや本当はとても気遣いのある対話なのです。

★このシーンは、40年以上前に出会ったとき今はなき大森山王の修道院で行われていた対話と変わりありませんでした。いずれにしても、信者の皆さんは、私と同様30年前は若かったわけですが、どんな30年を歩んのでしょう。互いに自分が持っている疾患の話をして笑顔で共感しているぐらいですから、いろいろあったに違いありません。

★私と同じ疾患をお持ちのレディーと症状や薬や快復に向かう過程まで同じだと私もすぐに仲間に入れてもらえました。もちろん、100%快復しているわけではありません。みな身体の衰えと痛みを持っているからこそ、笑顔で静かに対話できます。

★それは、アリバス神父も同じです。「身体は大変なことになっているけれど、私は元気です」と微笑みながら話すアリバス神父と私たちもよと対話している姿は、なんともいえないマインドフルネスの光がそこに灯っているではないですか。

★そんなシーンに心地よさを感じながら、信者の皆さんが帰った後、お互いにこの40年間何を考え何をしていたのか思い出話に話を咲かせながら学生時代にタイムスリップしたかのように時間は過ぎました。

★そして、まさか新たなプロジェクトが生まれるとは。全くもって驚きでした(つづく)。

|

« 新しい学校の条件(04)聖学院 数学的思考ベースの社会解題解決 | トップページ | 2021年変わる中学入試(10)保護者の見方・考え方が大きく変わっている実感 »

創造的対話」カテゴリの記事

PBL」カテゴリの記事