« 思考コードがつくる社会(09)工学院 自己変容率が半端ない。偏差値を突き抜ける仕掛け。 | トップページ | 思考コードがつくる社会(10)東京私立女子中学校の入試問題の思考特性 »

2020年9月16日 (水)

PBLで世界は変わる(03)アサンプション国際小学校 内なるエネルギーを豊かにする対話

★昨夕、アサンプション国際小学校の先生方とPBLについて対話を行いました。今回は森本先生がコーディネーターで、いつもとは違い、フリーな対話を行いました。

1_20200916105301

★いつもは、PBLの小さき泉をワイガヤで対話して、そこからPBLの竜巻が生まれるというシナリオの対話なのですが、今回は、PBLの意義や生徒の成長の発達段階だとか、現場の授業で生徒が興味関心をもったり、没入していく仕掛けはありやいなやとか、実はPBLを学校を上げて実施している学校はほとんどなく、自分たちで創っていく必要があるとかいうPBLの前提条件や価値論が話題になりました。

★PBLの背景や価値について、改めて共有して、泉のエネルギーを豊かにするシナリオを森本先生はコーディネートしました。

Photo_20200916105901

★小さく始めて、大きく育てるという学びのパターンの逆を行ったわけです。

★ミクロからマクロへというシナリオからマクロからミクロへというシナリオと置き換えてもいいかもしれません。

★実際には、ミクロからマクロへ向かう時、そのつど広がらない理由や壁に気づいて、そこで質疑応答を行いながら軌道修正していきますから、両方を往復するのですが、これだと、速度がゆったりなのです。

★しかし、マクロからミクロへというシナリオで始めるのは、速度感があり、ダイナミックなのですが、その分ハードルが高いのです。宙に浮いたままになってしまいがちなのです。

★よく俯瞰してという言葉を使う人がいますが、多くの場合、現場を見ないで、俯瞰するので、かゆいところに手が届かないわけですね。

★ところが、アサンプション国際小学校の先生方は、現場でPBLのチャレンジをしていますから、マクロから入ったほうが、一気呵成に疑問を解消できるというわけです。

★そのうえで、またミクロから始めてみる。そういうミクロからマクロ、マクロからミクロという2つのシナリオの循環が起こると、大きなPBLの竜巻が生まれるでしょう。阿弥先生といい、森本先生といい、婦木先生といい、海見先生といい、それ以外にも多くのPBLコーディネーターがいるアサンプション国際小学校は、生徒にとって希望の学校ですね。

追伸:マクロから入ると、私のような年寄は話が長くなります。先生方、耳を傾けて下さり、感謝申し上げます。

|

« 思考コードがつくる社会(09)工学院 自己変容率が半端ない。偏差値を突き抜ける仕掛け。 | トップページ | 思考コードがつくる社会(10)東京私立女子中学校の入試問題の思考特性 »

創造的才能」カテゴリの記事

創造的対話」カテゴリの記事

創造的破壊」カテゴリの記事

入試市場」カテゴリの記事

PBL」カテゴリの記事