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2020年9月11日 (金)

2021年変わる中学入試(09)山本崇雄先生が仲間と拓く新しい中学入試 10月3日緊急教育座談会で保護者と想いを共に

★来月10月3日(土)、新渡戸文化学園は、特別企画「教育座談会」を開催します。同時開催で、iPadを使った算数と国語の体験授業もあります。「教えない授業」とは何か、PBLとは何かを体験できるわけですね。

★教育座談会は、新渡戸文化小中高等学校統括校長補佐の山本崇雄先生が座長で、石川一郎先生となぜか私も(汗)参加して、対話をします。エポックメイキングな対話になると思います。ぜひいっしょにその時間を共にしませんか。

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★テーマは、「どうなる!?中学入試」です。入試は学校の顔とよく言われます。難しく言うと、アドミッションポリシーなわけですが、その学校の中学入試問題を見ると、その学校のカリキュラムや授業の様子やシステムがわかります。そして、どんな未来を実現するために生徒が卒業していくかもシナリオがわかります。カリキュラムポリシーとディプロマポリシーが予想できるということですね。

★それを端的にいうと、入試は学校の顔ということです。高校入試や大学入学共通テストなどは、学校や大学の顔は見えないので、どうしても偏差値などのランキングで選抜されてしまいます。一方、私立学校の入試問題や山本先生も携わっていた公立中高一貫校の適性検査は、学校の顔がちゃんとわかるものです。学校と生徒の多面的な能力とのマッチングが可能なわけです。

★しかしながら、山本先生は、私立学校全体の状況が必ずしもそうなっていないことに気づき、学校の仲間といっしょに、この多面的な能力のマッチングの意味をもっと深く踏み込み、突き抜けてしまいました。新渡戸文化学園の画期的な中学入試については、すでにホンマノオト21「2021年変わる中学入試(03)新渡戸文化の画期的な中学入試 生徒が主語である学校のアドミッションポリシーとはこれだ。」で取り上げていますからご覧ください。

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(山本崇雄先生の著書の中にある重要な図)

★さて、この画期的な意味とは何か?それは、当日の教育座談会でさらに明らかになることと思います。山本先生も石川先生も教育改革や新しい教育のアドバイザーとして学校以外でも活躍されていることは、みなさんもご存知だと思います。ですから、今回の新渡戸文化学園の画期的な中学入試は、新渡戸文化学園のためだけの事態ではないでしょう。

★おそらく、同校のチャレンジが今までの学校が社会と分断されていたことを赤裸々に映し出すでしょう。そして、その分断を無意識の内に強化していたのが、一発ペーパー入試問題だたっということが。

★生徒は、ソサイエティ5.0の道を歩んでいます。今回のパンデミックでVUCAの時代に直面していることに痛いほど感じています。2022年に改正民法が施行され18歳成人になります。

★学校は、そんな予測不能で激しく変動している社会と分断しておいて、卒業おめでとう、さああとは自力でがんばってと、ライオンが子どもを崖から突き落としてはいあ上げって来いというような教育を、実はしていたのですね。そのことに気づいたら、みなさんはどうされますか?今回のパンデミックでケアの大切さマインドフルネスの必要性を時代は要請しているのに、教育だけは真逆というのでよいのでしょうか。

★自分のお子さんだけではなく、世界の子どもの状況にも想いを馳せてみると、なんとかしなくてはと思うことでしょう。でも、それはいきなりはできないのです。でも大海も一滴が大切です。いまここですることが、世界に未来に波及するプロトタイプづくりになる。あるいは種づくりになる。そういうことが大切です。

★中学入試のあり方を問うことは、実は、そんなことを問い返すBigQuestionだったわけです。ぜひ共に!

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