« ポストコロナの大学入試問題(01)慶応義塾大学法学部FIT入試 変更公表から見えるこれからの大学入試問題の変化 | トップページ | ポストコロナの大学入試問題(02)同志社大学のAO入試&公募推薦が内的な変化を生む可能性 »

2020年8月 6日 (木)

和洋九段女子 世界とつながる学校(01)オーストラリア姉妹校とオンライン交流 新しい共通言語

★夏休みに入って、いつもならオーストラリアの姉妹校と現地で交流をしている時期。しかし、このコロナ禍にあって、世界規模でリアルな海外交流は出来ない状態。しかし、和洋九段女子は中1、高1、高2の生徒がオンライン交流をしています。

Photo_20200806011101

(写真は同校サイトから。世界の心の花がパッと咲いたみたいですね。)

★海外交流と言えば、英語力とすぐに思い浮かびます。もちろん、英語力は大切ですが、オンラインになって気づくことは、共通言語は英語以外にもあったということです。

★それは「オンライン」そのものが共通言語だし、これができる環境はまさに「PBL」だったということです。

★英語のスキルとICTスキルとPBLスキルを生徒全員が体得しているからこそ、このような交流がすぐにできるのです。

★互いの国の文化の話し合いだけではなく、自然災害やポストコロナの未来について話し合うことができるのは、すてきではないですか。

★中1などは、まだまだ英語力は万全でなくても、まずは出会ってしまうところからはじめれば、互いに関心を持つことができます。関心をもてば、話したくなるでしょう。何気なく話すのだけれど、絶え間なく話すことはなかなか難しい。

★そうするためにはオープンエンドの問いを投げ合う必要があります。もうこれはPBLの始りです。

★そうそう<interest>は<inter>と<esse>が語源らしいですね。<間>と<存在>。互いの存在の間に生まれるものは、経済的には利益でしょうが、心理的には関心というわけですね。いずれにしても存在と存在が交流すると間に生まれるものがある。そこに興味関心の眼差しが生まれるわけです。

★和洋九段女子の場合は、こうしてつながることによって、その間に新しい世界が生まれるのでしょう。つながる学校の面目躍如です。<well-being>は<inter-being>として個人は個人以上の存在なんだということを互いに共感する時うまれるのでしょう。

|

« ポストコロナの大学入試問題(01)慶応義塾大学法学部FIT入試 変更公表から見えるこれからの大学入試問題の変化 | トップページ | ポストコロナの大学入試問題(02)同志社大学のAO入試&公募推薦が内的な変化を生む可能性 »

創造的才能」カテゴリの記事

中学入試」カテゴリの記事

創造的対話」カテゴリの記事

入試市場」カテゴリの記事

PBL」カテゴリの記事