思考コードがつくる社会(01)着々と教育は変わっている。
★教育改革はなかなか起きないとか、遅々として進まないとかよく話されています。たしかに、変わっていない部分もありますが、そして変わって欲しくないと思っている方々には申し訳ないけれど、それとわれこそは新しいと思っている方にも申し訳ないけれど、教育は大きく変わっています。
★今回のパンデミックによるオンライン授業は、それを加速させる動きでしたが、大きな変化はファーストクラスからクリエイティブクラスになるということです。人材の質が変わりますから、当然教育も変わらざるを得ません。
★マーケットがデジタル化しますから、国の法律ではおいつかない、準法判断をせざるを得ない行為をしているのが今日です。ネットで何かを買おうとするたびに背景に契約同意のアーキテクチャーが緻密なシステムとしてすでにできあがっています。
★それはデジタル通貨を使う時にもそうです。同意しなければ、先に進むことができません。買わなければいいのですが、買わない他の選択のない場合は、こまりますよね。
★それよりなにより、アーキテクチャーはコードの塊です。国家法でなくても、あたかもアーキテクチャー法みたいなものがサイバー時空ではあって、それを活用しなければPC操作ができないのです。
★もちろん、民法や商法上の適用はあるし、公平性や適正手続きの枠組みはあります。しかし、神は細部に宿ります。身近なところでは、私たち自身、つねにメールやSNSで誘導される生活様式になっています。
★常に、相互に権利侵害のリスクとつながっています。
★もうクリティカルシンキングを活用しなければどうしよもありません。
★資金調達も起業も手続きは容易になってきています。しかし、そこにはリスクも当然あるわけです。リスクテイクという学習者像まで現れてきているほどです。
★私がいいたいのは、サイバー時空のアーキテクチャーのコードは国家法、慣習法、倫理にも勝る法機能を演じ始めているということです。もはや国家法だけが、学校教育をささえているのではありません。サイバー上のアーキテクチャー法のコードが決定的です。2025年までに、オンラインポートフォリオ、オンライン入試はニューノーマルになるでしょう。
★サイバー上で創造的作業をしていないとクリエイティブクラスには入れません。ブロックチェンがそうい評価機能を果たします。
★電車の中で、老人に席を譲らなかったら、それはサイバー上では人格評価が下がります。シノプチコンは道徳談義を吹っ飛ばします。
★エエッ~!そんな恐ろしい。偏差値で評価される方がましだということになるかもしれません。また本間の妄想だあ~!と言われるかもしれません。
★いずれにしても、首都圏模試センターの思考コードは、ブロックチェンで活用されていきます。クリティカルシンキングもクリエイティブシンキングも発揮していない人材はAI社会ではバグだと判断されます。
★そんなSFファンタジーだろうと思っていると、大変なことになります。
★自由か幸福かのどちらを選択するのでしょう。
★それとも自由と幸福のどちらも統合できるのでしょうか?
★ものごとはパラドクスがつきものです。
★この緻密なアーキテクチャーコードによるシノプティコンのパンドラの箱の最後に飛び立つ希望が「思考コード」なのですよ。
| 固定リンク
« ポストコロナの大学入試問題(05)2021年以降の小論文の当然のテーマは「シノプティコン」。しかし難しい。それに真摯に対応できる高校は?SEIGのGIC。 | トップページ | ノートルダム女学院(06)「学習する組織」を創る。 »
「思考コード」カテゴリの記事
- 筑波大学の入試改革の影響(了)影響力ある中高の学びのあり方 受験業界に影響?(2023.07.02)
- 筑波大学の入試改革の影響①教科授業と探究の機能の意味が現場で明快になる(2023.06.30)
- チャットGPTと思考コードプロンプト(2023.06.29)
- 生成AIにおけるプロンプトエンジニアリングと思考コード(2023.06.23)
- 変わる私立中高(38)中学入試市場の第4波シフトを促す生成AI リアルな対話以上にリアル(2023.06.05)
最近のコメント