聖学院インパクト(04)GICの竜巻がいよいよ立ち上がる。
★聖学院の児浦先生(21教育企画部長・国際部長・広報部長・数学教諭)とZoom対話をしました。ポストコロナの大きな物語を多くのネットワーク、つまりワールドステークホルダーと紡ぎ、その根源的なマテリアルとしての上質なPBL授業の話をしました。大きな物語と根源的物語のカップリング。その弁証法的(ダイアレクティーク)なダイナミズムの発露がはやくも8月8日(土)に生まれます。
★それは、児浦先生によると、次のオンライン・イベントです。
8/8 中高生社会起業家トークセッション開催!
〜次世代から学ぶアフターコロナの社会のつくり方〜
コロナ禍の中でも様々な取り組みを進め、活躍している山口由人君(Sustainable Game代表・聖学院高1年)と佐藤夢奏さん(株式会社まなそびてらこ代表・千代田区立麹町中2年)によるトークセッションを行います。
山口君は中学生の時、佐藤さんは小学生の時に起業し、現在社会起業家として活躍しています。そんな彼らからアフターコロナの社会をつくるためのヒントを学び、コロナ禍における社会の捉え方や活動、学校選びのことなど、今だからできる参加者と共につくりあげるトークセッションを開催します。
●日時:8月8日 14時〜15時半
●対象:中高生・保護者・教育関係者 定員40名
●場所:オンライン(zoom)
●話者:山口由人君(高1)、佐藤夢奏さん(中2)
●司会:児浦良裕(聖学院中高・民間出身教諭)
●費用:無料
●申込:Googleフォームへ入力をお願いいたします。
https://forms.gle/eh6781S7ThKU85aG6
●協力:聖学院高校 Global Innovation Class
https://www.seig-boys.org/global/senior/
★山口由人さんは聖学院在校生、佐藤夢奏さんは麹町中学在校生です。この2人の存在の背景には実に大きな物語が横たわっています。
★実は、このポストコロナを起業して生きる人々を、落合陽一さんはクリエイティブクラスと呼んでいます。まさにお二人はクリエイティブクラスです。特に聖学院は、21世紀型教育機構のメンバー校ですが、同機構の規約の前文には、SGDsのグローバルゴールズを達成するクリエイティブクラスを育てるという文言があります。落合陽一さんが引用しているリチャード・フロリダ教授の考えを2011年の段階で同機構は共有していました。
★また、それを実現する「ワークショップのアイデア帳」の著書の1人が児浦先生です。新刊の「新・エリート教育」に登場してくる工藤勇一先生は、前麹町中学校の校長でした。ここでも関係が渦巻いています。
★児浦先生と親しい佐野先生や金井先生も、「新・エリート教育」に登場する方々とネットワークを有しています。著者とオンラインセミナーも予定していますね。
★このワークショップやセミナーの向こうにふだんの授業があるのですが、それはみなPBL授業なのです。上記の本に通底するのはプロジェクトですね。時代の大きな物語と授業という根源的な物語が響き合ったとき、竜巻が舞い上がります。
★そして、この大きな物語のシークエンスは、来春のダボス会議で大テーマ「ザ・グレート・リセット」へつながっていきます。この「ザ・グレート・リセット」というキーワードもリチャード・フロリダ教授に由来しています。
★同会議のサブテーマは「資本主義から才能主義(Taletism)」です。リチャード・フロリダ―教授はクリエイティブ・クラスの要素は3Tだと語ります。Talent、Technology、Toleranceです。クリエイティビティとイノベーションとコンパッションということですね。
★こう置き換えてもいいかもしれません。創造的才能、創造的破壊、創造的対話。
★どうです。山口さんも佐藤さんもまさにクリエイティブクラスですね。ポストコロナは、ファーストクラスからクリエイティブクラスへという経済社会のパラダイム転換が起こるという大きな物語が生まれます。
★そして、この大きな物語が生まれてくる根源的な物語は、ふだんの当たり前のPBL授業なのです。当たり前と言っても、日本では、学校として取り組んでいるところは30%もないでしょう。どうしてわかるのか?コロナ禍における双方向型対面オンライン授業に取り組んだ学校の割合を想起すればわかります。これにシフトできるには、PBL授業の準備ができている学校だからです。
★それゆえ、この当たり前のPBL授業のクオリティをさらに先鋭化し、いかにアップデートしていくか?そのための仕掛けをデザインしようという話になりました。思考力セミナーを例にアナリーゼしながら、なんだこれは生徒のAO入試/探究総合入試の学び方をモニタリングすることもできるではないかと話が拡張しました。
★ハイパーリンクという深い広がりとハイパーループという思いがけないつながりがどんどん広がるZoom対話となりました。そういえば、児浦先生とは互いに前職時代に会社を越境して交流していました。越境してつながる親和性を出会ったときから共感していたようです。なるほどですね。
★8月8日もおもしろいし、その後に続く、根源的な物語の響きもホンマノオト21で奏でようと思います。乞うご期待♪!
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