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2020年8月 2日 (日)

工学院インパクト(05)複雑適応系組織のためのZoomMeeting

★先日、工学院大学附属中高(以降「工学院」)の田中歩先生(教務主任)と臼井先生(国語科)とZoom対話をしました。お二人とも工学院の中でワンチーム育成に向けてコミュニティーシップを発揮しています。また21世紀型教育機構の教育研究センターで加盟校の先生方と協働して生徒を巻き込み常に新しい未来を生成し続けています。

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★とにかく世の中は、多様な価値観と方法論と多くのテクノロジーであふれていて、その組み合わせの適応が重要です。こういう適応を生み出す組織のことを複雑適応系組織と呼んでいるわけですが、この組織には共感的コミュニケーションがベースになっている方が成立しやすいものです。

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★統合型ではなく、適応型なので、推進力より浸透力や拡張力のベクトルが大きく作用します。

★統合型のように、階段型右肩上がりではなく、序破急という長い間低空飛行していて、あるとき急激に垂直飛行をする成長曲線を描きます。

★ですから、我慢できない人もいます。統合型は弁証法的発想で、欧米型の成長曲線です。後者は武道や能の精神と技術の並行進化曲線です。

★工学院は、両方の成長理論があります。これを統合するとなるとかなり難しく、理論的成果はまだ学問上はないでしょう。ところが、複雑適応系は、ある意味バイオテクノロジー的な化学反応の循環生成ですから、自然と相互補完していく事態が生まれてきます。

★ポストコロナの工学院の自己変容をどのようなチームワークで生み出していくのかそんなテーマになりましたが、目的ははっきりしていて、授業の中で教科横断的なプログラムはいかにしたら可能かというプロトタイプを試行錯誤するという昨年から行われてきた企画の再構築と今TGP(Talent Growth Project)で行っている研修のZoomモニタリングの体制づくりの話し合いをしていたのです。

★私の役割は第三者の鏡です。基本自分の顔は自分で見えないので、それを映し出す鏡の役割です。気づきが未来への契機であることは確かです。しかし、オンライン学習で、データという鏡も獲得しやすくなりました。

★そのようなテクノロジーも含めてモニタリング体制を創っていこうということです。気づきは未来への成長の基盤ですから。

★本格稼働はこの8月末に始まります。またご紹介いたします。

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