世界を変える女子校(02)相模女子大 今こそ求められる「高潔善美」
★相模女子大学中学部・高等部(以降「相模女子」)の建学の精神が強靭かつ柔らかい。それは「高潔善美」。SDGsの5番目のグローバルゴールは「ジェンダー平等を実現しよう」ですが、かつて、女性には、「才色兼備」という言説が使われてきました。男性にはほぼ使いません。
★しかし、20世紀男性には使えない「高潔善美」の言葉を相模女子は建学の精神として選択したのです。この意味が、このポストコロナ時代だからこそ注目されるマインドを示唆しているのは、説明するまでもないでしょう。
(写真は、同校のサイトや首都圏模試センターの「おうちdeオンライン説明会」の特設サイトで公開されている同校の動画から)
★同校は、グローバル教育、グループワーク、ICTの学びの基礎をしっかり展開していますが、特筆すべきは、プログラミング教育が充実していることです。技能だけではなく、ベースにはアルゴリズムという数学的思考の学びが根付いています。
★また、マーガレットプログラムという、非認知能力であるソーシャル、メンタルを豊かにするプログラムもあります。
★ふだんから行われているプログラミング、マーガレットプログラムは、オンライン授業で大いに効果的だったことは想像に難くありません。
★相模女子の「高潔善美」という日常が、ポストコロナ時代のニューノーマルな生活において、希望を導く精神としてやがて注目されるでしょう。
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