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2020年7月29日 (水)

中高生の活躍(01)和洋九段女子の中高生 外部ネットワークを広げる 社会に影響を与える学びへ

和洋九段女子の高校生がつくるTeam Amiの活動がラジオ新聞で取り上げられています。SDGsについて、日本でも世界でもまだまだ知られていません。まずはその意義について知ってもらおうと、SGDsを達成する活動をしている様々な団体のインタビューにとどまらず、連携しながら深く学び結果的にSDGsの活動を促進するプロジェクト「SDGsすごろく」ワークショップを次々と行っています。

Ami

(写真は同校サイトから)

★「すごろく」というボードゲームを通して、経済を優先するか環境を持続可能にすることを優先するのか、ジレンマを乗り越えるクリティカルシンキングやクリエイティブシンキングを養う場にもなっています。教育的な意義と社会を改善していくインパクトを参加者とシェアできる画期的なソソーシャルゲームでもあります。

★また、Team Amiのメンバー以外にも、他の中高生とディスカッションするPBLイベントにも参加しています。同校が加盟している21世紀型教育機構の加盟校の知のシナジー効果を生み出すワークショップです。

1つは、英語で行う哲学的対話で、もう1つは教師といっしょに「世界の幸せ」について議論するワークショップでした。

★同校のサイトには、参加した時の生徒の感想が掲載されていますが、多くの気づきや知的刺激があったようです。何より、自分のアイデアが共感されたときの驚愕と歓喜と自信があふれ出ている様子が伝わってきます。

★21世紀型教育機構の加盟校は、C1英語×PBL×ICTを基本的な学びのツールとして確立してきました。ここ数年STEAMやリベラルアーツの現代化にもチャレンジしてきました。その要が哲学対話です。

★今回のパンデミックによる一斉休暇も滞ることなくオンライン授業を行えました。もちろん、和洋九段女子も同様です。

★そして、オンラインによって、ディスカッションの重要性と有効性を身に染みたし、オンラインのブレイクアウトルームがかなり優れたディスカッション時空だということがわかったということで、このようなイベントが行われたのだと思います。

★おそらく、今後どんどん加盟校が協力し合ってオンラインPBLワークショップを行っていくでしょう。互いに刺激を受け与え、様々なアイデアが創発されることでしょう。

★また、このことは各加盟校が、自分たちの生徒の地球市民としての言語能力、発想、思考力が世界に通じる自信や誇りがもてたということを示唆します。

★今後、加盟校の枠を超えてさらに拡大していくでしょうから、新しいネットワークの中で和洋九段女子の中高生も自己を磨き、社会に貢献できる活動を探究していくことになるでしょう。

★このよう活動は、生徒1人ひとりが自己変容するというコトも意味します。

★和洋九段女子の中高生をはじめ、加盟校やその他の学校の生徒が、こうして自己変容することこそが、世界が変わる第一歩です。

★PBLとは、まずは自分が変わるというマイプロジェクトでもあったのです。私が変われば、世界も変わるのです。あらゆるモノやコトが変容=トランスフォームする時代です。その起点がTeamAmiのような中高生という時代が到来したといえましょう。

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